強迫性神経症 | 強迫性障害 | OCD体験記・子育てブログ

強迫性神経症(強迫性障害/OCD)の娘と向き合う父親の体験記・子育てブログ

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616.今年最後の夜中の地蔵巡り

2011.12.31 [ Edit ]

31日の夜中は、0時を過ぎると新年元旦で、
その時間は、毎年、比叡山延暦寺にいるので、
今年最後の娘との散歩、夜中のお地蔵さん参りは、今夜ということになる。

一つ目のお地蔵さんに参って、次に不動明王さんに行き、
その次の正月準備の飾り付けが終わった静かな氏神神社。
いつものルートで、その神社では娘が、すべての社を丁寧に参ります。

その間、まだまだ続く夜中の神社仏閣めぐりに備えて、
私はいつも一心に祈る娘の後姿を見て休憩しながら、いろんなことを考えます。

今夜は、娘も穏やかな気分でいたので、
今年一年を、ぼんやり振り返っていました。

ここに、こうやって、毎日同じように、同じ姿勢で腰掛けていても、
同じ思いの日は無かったなあ。
そんな思いで、神楽殿の石段に、いつものように腰掛けていました。

娘の荒れた気分の日、
娘が泣きながら参ってた日、
思い通りに行かない人生、
病気に対する悔しさ、
人への妬み、
生まれて来たことに腹を立て、
死にたいと思い、悩み、苦しみ・・・

あんまり穏やかに休憩したことは無かったなあ。

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615.囲炉裏の火

2011.12.02 [ Edit ]

ずいぶん長くウトウトしてたら、いろんな話、聞こえてきてて、
悲しむ声やら、励ます声やら、すこしだけ入ってきて、また家に帰ったり、
泊まりに来たり、囲炉裏の火、それぞれが継ぎ足してくれて、チロチロ燃えてる。

「おっさんは、ほったらかしや」って怒ってた声もきこえてたなあ。

おっさん、余計なお節介、よくするんやけどなあ、
ここでは、あまり、お節介しないでおこうって最初から決めてたんや。

ブログは、管理人やけど、囲炉裏の部屋は、出入り自由で、
たまたま、今 来ている人が、それぞれ、お茶を入れたり、お菓子を持ってきたり、
泣いてる人がいたら、背中を誰かが、さすってあげたり、
黙って本を読んでいたり。
でも、寂しくない。
そんな囲炉裏端があればいいなあと思っていたからなあ。

長く居眠りしていたら、そんな囲炉裏端になってきたかなあって思えて、ちょっとニヤニヤ。

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614.脳梗塞

2011.10.06 [ Edit ]

毎日、毎日、寝るのは朝方。
まあ、仕事は6年前に辞めたので、昼前ぐらいまでは寝られるので大丈夫。
ただし、いつ二階で寝ている娘が起きてきても気がつくように、
この十数年、階段横の居間のコタツで寝ていて、布団の上で寝たことが無く、
安眠とまではいかない日々。

毎週土曜日の午前中と、それから各月に2回程度の日曜日のサッカーの試合。
ほとんど徹夜状態での参加。

当然、不規則な食事。

タバコは日に50〜60本。

「まあ、俺にはサッカーがあるし、友達も多いし、ストレスの解消はできているわ。」
なんてふうに思っていました。

8月16日。
例のごとく、昼前の起床。
起床といっても、布団の上で寝ていないので、起床と言うのは当たらないのかな。
居間の畳の上での目覚め。
「どうも、寝て起きたら、いつも肩こりやなあ」
最近、この独り言が続いていました。
「特に今日の肩こりは酷いなあ、腕まで痺れてるわ」
右手に力が入らない。

今日は、大阪で大切な仲間と会う日やったなあ。
この手の痺れは、ちょっと異常やなあ。
でも、約束やから行かんとあかん。
名神高速を左手だけで運転して行きました。

仲間と話していても、ずっと手は痺れたまま。

「ずっと肩こりが酷くて、手が痺れてるから、病院に行くわ。」
またまた、左手だけの運転で、高速を飛ばして、
夜の救急診療をしている赤十字病院に行きました。

「どうされました?」

「今日、起きてから、ずっと手が痺れてるんです。」
「さっき気づいたのですが、字がうまく書けません。」

簡単な運動検査を受けると、自分の身体の運動神経の異常さに驚くことばかり。

「脳梗塞の疑いがありますから、すぐにCTを撮ります。」
「その前に、点滴を始めます。」
「このまま入院していただきます。」
「脳の専門のドクターが当直でおられますから診てもらいますね。」

自分では、まったく危機感が無く、何が起こっているのか認識できず、
「あのう、入院は絶対必要ですか?」
なんて、とぼけた質問をしていました。

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ナンバー無し、おっさんの反省

2011.07.09 [ Edit ]

もともと、このブログを始めたきっかけは、
苦しんでいる娘に、親父が、
どのように考え、どう接してきたかを、残しておこうと考えてのものでした。

そんなふうに考えていたものであったのに、
私は、ただの おっさんとして、父親としてのポジションを逸脱したような、
「えらそうな」「勘違いの」意見みたいなものを、何度か書いてしまっているし、
これは、あかんなあって反省しています。

よって、これの前の三つの話は、削除してしまうことにしました。

これ以前にも、読み返してみると、
評論家のようなことを何度かかいてしまっていますが、
まあ、それは、もう過ぎた失敗ということで、
娘が読んだ時には、「こんな偏屈な父さんやったなあ」って思うだろうと言うこと
で、
面倒だというところもありますので、ほうっておきます。

まあ、これも、「こんな感じの父さん」ってことになるのだろうけれど、
共感してくれて、いっしょに長い道のりを歩いてくれている仲間たちも、
不愉快な気分にさせてしまうだろうし、
当事者にも、迷惑をかけるものだと思いますから。

そして、この反省文も、すこしだけ、ここに置いておいて消してしまいます。

それから、また、自分のペースで、書こうと思うことを書いていくことにします。


613.母親の介護

2011.05.11 [ Edit ]

ご飯食べてばあちゃんと話して、寝るて言うから、パジャマ着せた。
パジャマ着せるだけで、大変やねん。
ワタシも、ばあちゃん触りたないけど、そんなん言うてられへんし、
なんかちょっとボケてるし、悲しかったわ。
老いるてなんやろうて思ったし、若いてなんやろうて思った。
人生て残酷やなぁて思った。
ばあちゃんもう一人でなんにもでけへんし。
ごちゃごちゃや。


前に、少しだけ書いたことがある母親の話。
70歳になってから、恋人が出来て、行く先も告げずに黙って家を出て、
自分の金で家を買って、恋人との生活を楽しんでいて、
病気の孫や、苦しんできた息子のことは知らぬ顔、
自分だけのことを考えて生きてきた人生。
20数年前に亡くなった夫、私の父親の仏壇や墓は見向きもせずに暮らしてきて6年が過ぎた母親。

こんな愚痴を並べてしまうのは、とても情けない話です。

他人に、知り合いに、この話を、もし聞かされたら、
「それでも、自分の母親なんやから・・・」
そんなふうに、きっと言うのだと思います。

「血は水よりも濃し」とも言いますが、
「兄弟は他人の始まり」とも言います。

とても難しい話です。

愚痴を並べた話は、ほんとはしたくなかった話ですが、
冒頭の娘のメールを、久しぶりに紹介するためのベースの話としてのものです。

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612.娘の近況

2011.03.31 [ Edit ]

「最近、娘さんはどうされていますか?」



仲間の青年から、短くも温かい問いかけをいただきました。



娘は、10年前と比べると、格段に前進しています。

触れられなかったものに、触れられるようになり、

行けなかったところに、行けるようになり、

入れなかった部屋に、入れるようになり、

夜中に、泣き叫び、何かに取り付かれているように暴れ、もがいていたことが、ほぼなくなり、

私が、びくびくおどおど接していたところが、口げんかまで出来るようになり、

もっともっと書き連ねられるように、症状改善しています。



ちょっと話が外れますが、

実は、私は、この「症状」と書くことに、ずいぶん抵抗があります。

これって、「症状」なんやろうか?

「症状」って、病気のことやん。

病気なんやろうか?

病気じゃないやろ?

心の傷、これを病気って言うてもええの?

風邪といっしょか?

風邪とは違うやろ?

薬飲んだら治るの?

手術したら治るの?

ずっとずっと、こんなふうに考えてきたので、

だから、「症状」って言われること、言うことに、すごく抵抗があります。



まあ、でも、話を戻して、

表すのに、この言葉しかないので、とりあえず、症状改善していますとしときます。



それはね、私から見たところ。

お医者様から見たところです。



でもね、それが、症状改善と言われるものであっても、

娘が、出来なかったことが、出来てきていることは、私にとって、大きな喜びなんです。


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611.悲しい恋話

2011.02.28 [ Edit ]

パチンコ屋のバイト店員と仲良くなって、
仲良くなってと言っても、少し会話が出来るようになった程度。
それで、なんとなく、好きな男性だと思い込んで、
恋人になれたらいいなあという、今まで経験の無い恋にあこがれて、
メールのアドレスを聞きだして、
メールの交換をしている娘。

メールの交換ならいいのですが、
どうも、片道のメールの様子。

「今、映画観てるから、メールしてこんといてやって。」

「そのメールは、向こうから送ってきたのか?」

「違うで、わたしが送ったんや。」

「そのメールは、毎日してるの?」

「ううん、五日ぶりかなあ。」

「向こうから、メールが来ることもあるの?」

「わたしが送ってから、返事が来るねん。」

そんな娘とのやり取りがあって、
すごく勇気がいりましたが、ついに話し出しました。

「あのな、そのメールな、もう、やめとき。」

「なんで?」

「向こうに気がないと思うからや。」

「わたしな、今まで、何一つ、前向きに出ていかへんかったから、
積極的に動こうと思って、メールしてるんやけど、それは、あかんことか?」
「むこうに気が無かったら、このメールで、可能性を高めたらええやん。」
「そういうふうに考えたらあかんのか?」

「そういう考え方もあるけどな。」
「おまえ、五日ぶりにメールしたって言うたやろ?」
「向こうから、メールが来ることはあるのか?」

「向こうから来ることは無いで。」

「そうやろ」
「それってな、気が無いってことなんや。」
「ストーカーまで行かへんけど、みじめなことや。」
「父さんはな、おまえが、積極的にっていうことも解かるんやけどな、」
「娘に、みじめな思いさせるのが辛いんや。」
「あのな、恋の始まりって、そんな感じじゃないと思うねん。」
「欲しいから、ちょうだいって言うものじゃないねん。」
「もっと、難しいものなんや、恋の始まりって。」
「いや、もっと、簡単なものかもしれん。」
「簡単で、難しいものやと思う」
「今度、美味しいものを二人で食べに行こうか?」
「そんな会話が挟まるものなんや。」
「なんかのきっかけがあって恋が始まる時って。」
「なんとなく、わかるやろ?」

ちょっと酷い言い方、決め付けた物言いに聞こえるでしょうが、
しばらく様子を見ていて、このままだと、ピュアな娘が傷ついてしまうと、
考えに考えて、決意を持って話し出したものです。

涙を流しながら抗議してくる娘がいて、
張り裂けそうな可哀想さを感じながらの制御話。

ついに爆発寸前の娘から、こんな言葉が出てきました。

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610.返し縫い

2011.02.03 [ Edit ]

「ちょっと話がしてみたいし、薬のことも聞いてみたいし、お医者さんに行くわ。」

娘が、長く行ってなかった、ハラグロ先生のところへ行く気になったので、送っていきました。
今までは、送っていくと、病院の汚れが付くので、タクシーで帰ってきていた娘が、
携帯を持っていって、連絡するから迎えに来てくれとのこと。

病院に、携帯電話を持っていくのは、初めての出来事です。
診察が終わったので、迎えに来いとメールが入り、迎えに行きました。

迎えに行った私の車の助手席に、娘が乗りました。

病院に行くと、病院の汚れがつくので、いつも後ろの席に乗って、降りたら、大消毒作業があるのに、
助手席に乗って、消毒は必要なしでした。

帰りに、喫茶店に寄って、コーヒーを飲みながら、先生との会話を、説明してくれました。

調子がいいから、薬は変えないでおきましょうってことやったみたいです。
ウンコの話をしてきたそうです。

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609.新年の失言

2011.01.09 [ Edit ]

「今年も、また同じような年やなあ」

こういうふうに言ったことは、記憶にないのです。
記憶に無いのですが、ため息混じりに、暗い声で、つぶやいたそうです。

12月31日に降った大雪のために、もう20年以上、毎年欠かさずに行っていた、
比叡山延暦寺への大晦日から元旦にかけての初参りを諦めました。
それでも、新年を迎えた午前1時を過ぎたころ、
「石山寺なら行けるやろ?」
と言う娘の、諦めきれない声に、凍って滑る道を石山寺に向かいました。
紫式部が、源氏物語を書いた場所として有名な石山寺です。

我家の周囲には、距離の遠近はありますが、多くの名刹があります。
滋賀県は、全国都道府県の中で一番、寺院の数が多いということです。
私も、滋賀県に住みながら、寺が多いのは、奈良か京都だろうと思っていました。
最近、教えてもらって知った話です。

話が脱線してしまいました。
話を戻して、石山寺に行った話。
元旦の午前2時ころの話です。

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608.待っとけよ

2010.12.14 [ Edit ]

この数日、「諦めたらあかん」について、毎日、娘と話し合っています。
「おまえは、がんばってる」を、何度も挟みながら話し合っています。

相変わらず、浮いたり沈んだりの娘の気持ちではありますが、
調子の悪い時の夜中のドライブで、助手席の娘が、突然の独り言、
嬉しい独り言を呟きました。

「待っとけよ」

何を言うてるのかなあ?
意味が解らない私は、妄想の世界の独り言だと思って、
ゆっくり、恐る恐る、静かな口調で、慎重に、聞いてみました。

「なに?」
「なに、言うてるの?」

娘の答えは、

「あのな、レクサスに、いつか買ってやるから、待っとけよって言うてるんや」
「アウディに、待っとけよって言うてるんや」
「BMWに、待っとけよって言うてるんや」

まだ、意味が解らなくて、首をかしげている私に、

「諦めんと、いつか、お金稼いで、ええ車、父さんに買ったげるわってことや」
「それで、待っとけよって言うてるんや」

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Author:一人の父親
強迫性神経症(強迫性障害 | OCD)と闘う父親の日記。画像は娘が描いたものです。

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