強迫性神経症 | 強迫性障害 | OCD体験記・子育てブログ

強迫性神経症(強迫性障害/OCD)の娘と向き合う父親の体験記・子育てブログ

111.俺は幸せ者

2008.07.21 [ Edit ]

息子が不良をやってた時のこと。

これもサッカーの仲間で、こいつは亡くなってもう7年が過ぎました。
前にも言ったことがあると思いますが、
息子のことを相談したとき、

「どうしよう。」って言ってくれたやつ。


実は、必死に息子のことを考えていて、まったく余裕がなかったので、
妻に言われるまで気がつかなかったのですが、

「豆さん、”どうしよう”って言うてくれはったなあ。」
「他人の子供のこと、”どうしよう”って言わへんで。」
「どうしてやったらええかなあ、とか、まあ、慰めみたいな言い方はするやろうけど。」

「”どうしよう”っていうのは、自分の子供のとき以外つかわへん言葉やで。」

そう言われればそうやなあと、妻に教えてもらってから、ありがたさに涙ぐんでいました。

昨日、またそんなやつが現れました。

そんなやつって言ったらだめなんです、先輩ですから。

亡くなった二人は、高校の時からの付き合いですが、
この先輩は、シニアのクラブに入ってからの付き合いです。
40歳を超えてから出合った人です。

性格が似ているというか、感性が近いというか、どこか気が合う先輩なんです。

もちろん、娘の病気も、息子の状態も知ってくれています。

韓国遠征に行った時、7日間、二人部屋で同室だったんです。
その時に、

「まっちゃん、息子の就職、ええとこないかなあ?」
「ちょっと、当たっといてくれへんか、たのむわ。」
「まあ、息子が行く気にならへんかったら迷惑かかるし、頼むのも難しいとこなんやけどなあ。」

「よし、わかった。」

こんな簡単な会話というか、お願いをしただけなんです。
もう、頼んだことも忘れてました。

昨日、試合前の練習をやってた時です。
サイドキックのパス交換を二人でしていたときに、

「娘の就職やけどなあ。」

彼は、大手家電メーカーの工場の管理職で、中国にしょっちゅう出張に行ってるんで、

末娘が帰国して、中国語を活かせる職場で働きたいと言ってることを伝えて、
末娘の就職先のお願いを、これまたしておいたのです。

「まっちゃん、娘は、なんとか自力でホテルのフロントの仕事で就職できそうなんや、ありがとう。」
「そうや、ところで、息子のほうなあ。」と、私が言いかけたとき。

「もう半月前くらいかなあ、息子と話しといたぞ。」
「息子なあ、ある人のもとでやりたいことがあるって言うとってな、
もうすこし頑張りたいから、もうちょっと待って下さいて言うとったぞ。」
「しようと思ってることがあるのは、ええことやし、頑張れって言うといた。」

息子は親父に聞かしたくなさそうやったから、お前には言わへんかったんや、
とは、彼は言ってないんですけど、言外にそんな感じを受けました。

「ありがとう。」
「ありがとう。」

この言葉しか出てきませんでした。
馬鹿みたいに、二回続けて言いました。

人になにかをしてあげると、してやったぞって言う人がほとんどの世の中。

黙って動いてくれている先輩。

果報者っていうんですね、俺みたいなやつを。

考えると、贅沢にも、まっちゃん以外にも、そんな先輩や後輩、何人かいるなあ。

俺は、きっと、幸せ者なんです。

生きるのしんどいけど、生きれてる。

仲間に守られて生きれてるんです。


Comment

素敵だな。

素敵な仲間に守られてるのは、それはおっさんの人柄なんですよね。

なかなか他人のことを、我がことのように考え心配してくれる人って、たてまえ上はあってもそうはいませんもんね。
おっさんにはそういう人が、周りにたくさんいていいなぁと思います。
でも、それはおっさんも他人のことを我がことのように考え、心配し、一生懸命だからなんだと思います。
私には、そんな友達いるかなぁと考えてみたら、少ないかな。
最近、自分のことを悩むより子供のことを悩むことが多くて、子供が絡むとどの親も必死になるもので、相談してもどこか他人事・・・自分の子供はそうでなくてよかった・・・と感じることも多くて。
でもきっとそれは私もそうだからなのでしょうね。

素敵な友人に囲まれてる人って、その人も素敵だからなんだと思います。
そんな人に自然となれたら最高だと思います。

揺らぐ

「相談してもどこか他人事・・・自分の子供はそうでなくてよかった・・・と感じる」
こんな感じ、多いなあ。

でも、しゃあないのかもなあ、自分自身のことは考えに考え、悩みに悩んでいるわけで、ひとより絶対たくさん質問持ってると同時に、たくさん答えも持ってるから、人の意見なんて、きっと自分のなかに持ってる意見集の目次に入ってるんやと思う。

それを踏まえて人と話すことを忘れたらあかんのに、ついつい、でしゃばり お節介になってしまうこと多いなあと、反省反省また反省やなあ。

もちろんヒントになったりすることもあって、あんまり遠慮しすぎんでもええとは思うけど、結論めいたことを持ち出したら不快感になるやろうと思う。
相手が求めようとしてる事と合致した時だけは、歓迎されるかも知れんけど、そうでないときは、不快感になるやろうなあ。

冷たい見方やと思うし、こんな見方ややり方は、ほんまは嫌いで、思うこと間違ってても、その人のために真剣になら、どんなこと言うて失敗してもええやないか、が、俺流なんやけど。

これは、やっぱりあかんぞと思ったり、
いい歳して、ちょっとぐらついてる馬鹿親父。

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