148.地獄のオアシス
2008.08.29 [ Edit ]
こんな幸せな気分、何年ぶりやろ?
昨夜から、息子の面接の準備。
末娘が私に耳打ち、
「お兄ちゃん、面接にジーパンで行くって言うてるけど、正社員やなあ?」
「そうやで。」
「あかんやろ、言うたりや。」
「言うても聞かへんやろ、思うとおりしよったらええ。」
姉娘も耳打ち、
「明日、あいつジーパンでて言うとるけど、スーツやろ。」
「まあ、ええやろ、思うとおりにさしたろ。」
頑固な息子なのです。
中学で不良の仲間入り、高校速攻中退して、
その後ヤクザに入門しかけて、刺青入れて、
踏みとどまって刺青消して。
そこから、親戚のプレス工場に丁稚奉公。
そんな息子ですから、友達がほとんどいない。
それ故、同年代からの遊びながらの情報が入らない。
子供の心、美しい心持っていますが、社会常識に自信が無い。
しかし、それは認めたくない。
すると出てくる、コンプレックスを覆うためのプライド。
いい面、悪い面、併せ持つプライドです。
人は私に、息子に甘いと言ってくれます。
私は、息子のガラスの心を知っています。
甘やかしているのではなく、ゆっくり見守っているつもりです。
ちょっと表現が難しいです。
姉娘が、また耳打ち、
「スーツで行ったほうがええって言うといたし。」
「ありがとう。」
夜中に息子が部屋に入ってきて、
「明日、スーツ着ていくわ。」
「そうやなあ、それがええやろ。」
明日面接の前の夜、3時過ぎの話です。
「履歴書、これでええかなあ?」
見ると、高校卒業になってます。
「嘘はあかん、高校は卒業してへんやろ。」
「そうやなあ、書き直すわ。」
そのまま朝が来て、面接場所までおくっていくことに、
「別に、お前は、だれにも劣ってるとこないんやから、
胸張って堂々と面接受けてこいよ。」
到着して車から降りるところで、背中から私の言葉を聞いて、
こくりと頷いて歩き始めました。
かなり緊張していました。
車を停めて居眠りして待っていたところに、携帯が鳴りました、
「終った。」
明るい顔で帰ってきました。
コンプレックスを覆うためのプライドは、
心をひどく追い詰めるのでしんどいものです。
それから解放された明るい笑顔でした。
「一歩前進。」
「よかったあ、一個終った。」
「ここ、あかんかっても、また探すし。」
「あかんかったみたいに言うな。」
「どうやった?」
「うん、優しい感じのええ人やった。」
「会社も、感じええところやった。」
「土曜日に結果言いますって、電話してくれはるんや。」
「受かったらええのにな。」
「でも、あんまり喜んで、結果良くなかったらショックやから、
電話あるまで、忘れてしまおう。」
「腹へったな、モーニング食べよか?」
喫茶店で遅めの朝食にして続きを話しました。
会社の話を喜んで話しました。
「受かるように、じいちゃんの墓に頼みに行こうか?」
二人で墓参りしました。
「俺がちゃんと働いたら、家ちょっと楽になるやろ。」
ずっと心で考えてただろうことを、口に出しました。
娘のことも、とてもしんどいのですが、
私の中では、息子のことのほうが、もっとしんどいことだと思います。
「俺が会社を辞めたのは、娘の為にも、息子の為にも、
正解やったのかもしれんなあ。」
私の、心の中の独り言です。
今回これが良い結果にならなかっても、
会社辞めたことが正解になるように、
ゆっくり努力していきます。
すごく嬉しい気分です。
地獄を毎日歩いていますが、
地獄にもオアシスがありました。
オアシスで美味しい水飲みながら、
今日見たことや感じたことが、蜃気楼でないことを強く祈ります。
昨夜から、息子の面接の準備。
末娘が私に耳打ち、
「お兄ちゃん、面接にジーパンで行くって言うてるけど、正社員やなあ?」
「そうやで。」
「あかんやろ、言うたりや。」
「言うても聞かへんやろ、思うとおりしよったらええ。」
姉娘も耳打ち、
「明日、あいつジーパンでて言うとるけど、スーツやろ。」
「まあ、ええやろ、思うとおりにさしたろ。」
頑固な息子なのです。
中学で不良の仲間入り、高校速攻中退して、
その後ヤクザに入門しかけて、刺青入れて、
踏みとどまって刺青消して。
そこから、親戚のプレス工場に丁稚奉公。
そんな息子ですから、友達がほとんどいない。
それ故、同年代からの遊びながらの情報が入らない。
子供の心、美しい心持っていますが、社会常識に自信が無い。
しかし、それは認めたくない。
すると出てくる、コンプレックスを覆うためのプライド。
いい面、悪い面、併せ持つプライドです。
人は私に、息子に甘いと言ってくれます。
私は、息子のガラスの心を知っています。
甘やかしているのではなく、ゆっくり見守っているつもりです。
ちょっと表現が難しいです。
姉娘が、また耳打ち、
「スーツで行ったほうがええって言うといたし。」
「ありがとう。」
夜中に息子が部屋に入ってきて、
「明日、スーツ着ていくわ。」
「そうやなあ、それがええやろ。」
明日面接の前の夜、3時過ぎの話です。
「履歴書、これでええかなあ?」
見ると、高校卒業になってます。
「嘘はあかん、高校は卒業してへんやろ。」
「そうやなあ、書き直すわ。」
そのまま朝が来て、面接場所までおくっていくことに、
「別に、お前は、だれにも劣ってるとこないんやから、
胸張って堂々と面接受けてこいよ。」
到着して車から降りるところで、背中から私の言葉を聞いて、
こくりと頷いて歩き始めました。
かなり緊張していました。
車を停めて居眠りして待っていたところに、携帯が鳴りました、
「終った。」
明るい顔で帰ってきました。
コンプレックスを覆うためのプライドは、
心をひどく追い詰めるのでしんどいものです。
それから解放された明るい笑顔でした。
「一歩前進。」
「よかったあ、一個終った。」
「ここ、あかんかっても、また探すし。」
「あかんかったみたいに言うな。」
「どうやった?」
「うん、優しい感じのええ人やった。」
「会社も、感じええところやった。」
「土曜日に結果言いますって、電話してくれはるんや。」
「受かったらええのにな。」
「でも、あんまり喜んで、結果良くなかったらショックやから、
電話あるまで、忘れてしまおう。」
「腹へったな、モーニング食べよか?」
喫茶店で遅めの朝食にして続きを話しました。
会社の話を喜んで話しました。
「受かるように、じいちゃんの墓に頼みに行こうか?」
二人で墓参りしました。
「俺がちゃんと働いたら、家ちょっと楽になるやろ。」
ずっと心で考えてただろうことを、口に出しました。
娘のことも、とてもしんどいのですが、
私の中では、息子のことのほうが、もっとしんどいことだと思います。
「俺が会社を辞めたのは、娘の為にも、息子の為にも、
正解やったのかもしれんなあ。」
私の、心の中の独り言です。
今回これが良い結果にならなかっても、
会社辞めたことが正解になるように、
ゆっくり努力していきます。
すごく嬉しい気分です。
地獄を毎日歩いていますが、
地獄にもオアシスがありました。
オアシスで美味しい水飲みながら、
今日見たことや感じたことが、蜃気楼でないことを強く祈ります。
Comment
「動くこと」
一歩ずつ
一歩ずつ歩こうな。
動かなあかん、思いすぎたらあかんで。
休みながら、ええことあるところまで、ゆっくり歩こう。
イジュンギの出てる、「マイガール」ってドラマがあるんやけど、
そのドラマの主人公の女の子が、よく人に言いよる言葉、
「いいこと、ありますよ。」
ええかげん集団にも、きっと、
「いいこと、ありますよ。」
動かなあかん、思いすぎたらあかんで。
休みながら、ええことあるところまで、ゆっくり歩こう。
イジュンギの出てる、「マイガール」ってドラマがあるんやけど、
そのドラマの主人公の女の子が、よく人に言いよる言葉、
「いいこと、ありますよ。」
ええかげん集団にも、きっと、
「いいこと、ありますよ。」
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前回からのおっちゃんの心情を読んでいると、自分と似た部分だからよくわかりました。
目の前に幸せや喜びがあっても、その先の負を想像して素直に喜べない。
良かったことを口にすると、次に良くないことが起こりそうで黙ってしまう。
そんな繰り返しで、いつ頃からか動くことを恐れていた。
今の状態が不満であっても、変化を怖がって止まっていた気がします。
私は、ほんとに保守的な性格だと思います。
それがいい場合もあるけど、そのせいで臆病になって下手な生き方をしてきたなとも思います。
病気になって、ここまできて、この心のもやもやを減らすのは「行動すること」かもしれないと考えるようになりました。
すぐに実行に移せることばかりじゃないけど、失敗してもやってみようと。
心の中でそう思うことだって、立派な「心の動」ですもんね。
ちっちゃいことでもいいから、今は「動」を心がけていきたいです。
面接前夜の家族の思いやり風景、やっぱりおっちゃんの家族は「ええ家族」やね!
喜びの後に何かが潜んでいたとしても、その日の幸せは真実ですよ。
”きっといい方向へいく
おっちゃんも私も、そう思うようにしましょう!
”ええかげん集団”の考え方です