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強迫性神経症(強迫性障害/OCD)の娘と向き合う父親の体験記・子育てブログ

171.星になった”タロ”

2008.09.21 [ Edit ]

昨日、訃報を届けました。

きっと娘は、自身を映していたのだろうと言いました。

やっぱりそうだったみたいです。

夜遅く、自分の部屋で大声で、しばらく泣いていました。

その後、夜中に私の携帯に届いていたメール。

朝に気がついて読んでみると、
長い追悼のことばがならんでいました。

これを読んで、私も太郎が亡くなったこと、
よけいに悲しくなりました。
そして、娘の苦しみの重さにも哀しくなりました。


以下は、娘の追悼文の無断転載です。

また、娘に叱られるかもしれませんが、
全文を転載します。


<星になった”タロ”>

心の病を患うチィちゃんという女の子がいました。

チィちゃんは、ある日、お祭りに連れて行ってもらいました。

そこで、金魚すくいをしました。

チィちゃんは夢中で金魚をすくいます。

いっぱいすくえて、

チィちゃんは友達がいっぱい出来たと思いました。

おうちで飼うことになりました。

チィちゃんのパパも、たくさんえさをやったり、

だいじに世話をしてやりました。

ある時、一匹の金魚がひっくり返って、

水槽の中を泳いでいました。

チィちゃんのパパは、

もう、この金魚は治してやれないと言いました。

チィちゃんは、ひどく心が痛みました。

仏様に、もうこの金魚を天国に連れて行ってやってくださいとお願いしました。

ところが、一週間たっても、

この金魚はひっくり返ったまま元気でした。

チィちゃんは、この金魚を”タロ”と名付けました。

チィちゃんは、水槽を見るたび、

”タロ”っと大きな声で呼びかけました。

”タロ”も、ひっくり返ったまま喜んでいました。

ある朝、チィちゃんのパパが、チィちゃんを起こしました。

”タロ”が死んだと小声で言いました。

チィちゃんは信じられません。

水からあげられた”タロ”は動きませんでした。

チィちゃんは、大声で泣きました。

”タロ”は、ひっくり返ったまま生きました。

ながいことながいこと生きました。

チィちゃんにとって”タロ”は自分自身と重なって見えていました。

”タロ”は、チィちゃんに一生懸命生きることを伝えました。

今、星になった”タロ”は、

まっすぐにすいすい泳いでいるにちがいありません。

チィちゃんは、また大きな声で泣きました。

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強迫性神経症(強迫性障害 | OCD)と闘う父親の日記。画像は娘が描いたものです。

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