強迫性神経症 | 強迫性障害 | OCD体験記・子育てブログ

強迫性神経症(強迫性障害/OCD)の娘と向き合う父親の体験記・子育てブログ

179.朽木村

2008.09.29 [ Edit ]

娘と息子と3人で話していたとき、

「明日、久しぶりに山へ行こうか。」

ということになって、
末娘も、別の約束があったのを断わって参加ということになり、
明日は、実家の墓参りに一人で行くと言っていた妻も、山行きへ。

滋賀県唯一の村。

こういう簡単な表現ができたところだったのですが、
市町村合併で、今は、滋賀県高島市の一地域になっているはずです。


村から市に変わっても、美しい自然が素晴らしい所です。

「おまえら、雪の深いときに、ここに住んだことがないさけ、
ええとこやて言うけど、そんな甘いもんとちがう、山の暮らしは。」

山の婆さんの話です。

その朽木村に、家族全員で朝から行ってきました。

日曜日には、午前中に朝市もやっていて、
野菜や、郷土料理を、地元の人たちが売っています。
味噌仕立ての猪鍋なんかは、なかなかおいしい物です。

ただ、私としては、あまり賑やかな朽木村にはなって欲しくないですが。

家族で山行きが決まってから、
すごくうれしそうに張り切っていた娘。
いつも、わたしには、何もすることがないと言ってる娘に、
明日することがあるということが、
これほど気持ちが安らぐことなのだということが、
あらためて、はっきりとわかります。

昨日は、行けるかな?の不安もあまり起こらなかったようです。

朝、びっくりするほど早く起きて、
おにぎりを作ったみたいです。

「ごはんが、あんまりなかったから、おにぎり足りひんで。」

途中のコンビニで、不足分のおにぎりを買い足して、
人気の無い山の中、渓流の岸辺まで入っていって、
わいわい昼食。

「ジンも連れていいてやろう、ええやろ?」

ということで、息子が部屋で飼っているダックス、
ジンをいっしょに連れて行ったので、
座って食べると、うるさくねだりにくるから、
5人が、立ったままの短い食事。

釣り道具を持っていっていた私と息子は、
少しだけ、渓流釣りへ。
といっても、本格的に釣りに来たわけでもないので、
娘たちの見ている近くで、竿を出して、魚を探ってみました。

ウグイの一家の行列で、アマゴやイワナの気配がないので、
すぐに、やめようということになったのですが、
最後の一投で、大きな引きがあり、
思いきり合わせたところが空振りで、
糸が竿の先でもつれてしまいました。

娘ふたりに、笑われた、素人釣り師なみの情けない姿。

釣り好きは短気者という話ですが、
もつれた糸をほぐすのは、じっくりゆっくりやるんです。

これが、ここをまたいでいるから、こうはずして、こうくぐらせて、
そんな感じで、ぐちゃぐちゃにもつれた糸が元に戻ると、
すごい気持ちよさと、清々しい満足感を感じられるのです。

焦ってしまって、少しでも強引に引っ張ったり、
焦れてしまって、しっかり考えずに糸を引っ張ってしまうと、
もう二度と元には戻らず、仕掛けを切ってしまう羽目になります。

とにかく、一つずつ、ゆっくりとなんです。

釣りは終わりにして、
栄養いっぱいの空気を吸い込みながら、
山道をみんなでゆっくり歩いていた時、
末娘が姉に、

「あそこまで、競争やで。」

山道を短距離競争のトラックにして、
家族全員が走りました。

みんなで、はあはあ言いながら、大笑いした運動会でした。

朽木村での一瞬の幸せ。

もつれた糸に苦しめられて、
ゆっくりゆっくり糸をほぐしている家族の、
一瞬の、心から楽しい休憩時間でした。

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強迫性神経症(強迫性障害 | OCD)と闘う父親の日記。画像は娘が描いたものです。

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