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強迫性神経症(強迫性障害/OCD)の娘と向き合う父親の体験記・子育てブログ

196.パチンコ店で北風と太陽

2008.10.16 [ Edit ]

「美容院に行くから送ってくれる。」

4時の予約ということで、

「父さん、スポレクの打ち合わせが5時からあるから迎えに行けへんで。」

「うーん、一人で帰るわ。」
「長い間、電車乗れへんし、途中で降りてパチンコ行ってもええか?」

「行っといて、後で迎えに行くわ。」

一人で、電車に乗って行くという娘の言葉に、
私の頭の中は、大喜びでした。

打ち合わせが済んで帰宅して、妻に、

「美容院終ったら、一人で電車乗ってパチンコ行く言うとったで。」

「ええーっ、大丈夫かな?」

息子が仕事から帰ってきて、息子にも話して、

「疲れてるやろうけど、お前もいっしょに迎えに行くか?」

ということで、末娘が夜勤なので、3人で迎えに行くことになり、
7時前に出発しました。

パチンコ店に着いて、娘を探したら、
なんと、大爆発でドル箱山積み状態でした。

迎えに行って、すぐに帰るつもりでしたが、
ちょっと遊ぼうか、ということになり、
家族全員でパチンコ遊戯。

めずらしく、私が座った台も、すぐに大当たり。
玉を置いて、コーヒーを買いに行くと、
休憩コーナーのテレビに、サッカーの試合。
今日は、ワールドカップ予選のウズベキスタン戦。

すっかり忘れていました。
録画もしてないし、ここで見ることにしました。

休憩コーナーの椅子に座ると、
となりに、スーツ着たおっさんが、じっとテレビを見ています。
スポレク滋賀選抜のチームメートでした。

「へんなとこで、日本代表の応援やなあ。」と、大笑い。

じっと、二人で試合に見入っていたのですが、
店内アナウンスで、
席に戻らないと没収しますと私の台のナンバーを言っています。

急いで、玉を置いたままの台に戻ると、
若い店員が不機嫌な顔で、

「どこに行かれてたんですか?」

かなりの乱暴な言い方に、ちょっとむかつきながら、

「トイレや。」

店員は、ますます不機嫌な顔になって、

「30分もトイレに行ってるんですか?」

その言い方と表情に、私はかなり気分が悪くなって、

「お前なあ、いちいちトイレの時間測ってるんか、
何分行ってたのか、聞いて答えるやつがおるのか、馬鹿。」

相当、頭にきた私は、
この馬鹿に、客に対する話し方と態度を教えてやろうか、
店長とも顔なじみなので、店長にも説教やなあ、
一瞬考えました。

いやいや、サッカー見ないといかん、忘れてた。

店員に、
「おーい、この台、ちょっと休憩するから、
申告して休憩するのはええんやろ?」

店員は、返事もしないで休憩の札を私の台におきました。

そんなことより、サッカーが大切。
急いで、テレビのところに走りました。
ゆっくり、試合終了まで観戦して。

冷静になった私。

一生懸命で、職務に忠実な若者に、腹立てたらあかん。
コーヒー買うて、あいつにプレゼントやなあ。

席に戻った私は、
さっきの店員を呼んで、

「おーいっ、仕事しんどいやろうけど、
あんまり怒らんと、コーヒーでも飲め。」

笑顔で、買ってきたコーヒーを渡しました。

「いえ、けっこうです。」

「そんなん言わんと、仲直りのコーヒー飲め。」
「あのな、あんまり怒ったら、おっさんは泣くぞ。」

店員くんは、大笑いして、ありがとうと言ってくれました。

パチンコ店での、北風と太陽の話です。

今の歳になったから、できるんやろうなあ。
若いころなら、もっと怒って、爆発してたやろうなあ。

娘にも、息子にも、そうやったんやろうなあ。

へんなところで、人生の反省。

あほみたいやなあと、苦笑い。

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強迫性神経症(強迫性障害 | OCD)と闘う父親の日記。画像は娘が描いたものです。

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