205.またも深夜の墓参り
2008.10.29 [ Edit ]
「明日、人と会うから、父さん出かけるで。」
「うん。」
昼過ぎにした会話から、深夜の墓参りにつながる。
風邪でダウンのわたしが寝ころんでテレビを見ている横で、
妹と楽しそうに話していた。
「あんた、明日休みやろ、どっかいっしょに行こうよ。」
「わたし、あした友達と約束してるしあかんわ。」
「ふーん、わたし、あした独りぼっちになるんや。」
「なんで?父さんは?」
「どこか出かけるんやて。」
「友達と会うの、5時ころからやし、それまでやったらええで。」
「京都行こうか?」
「京都は行けへん、電車乗れへんし。」
「パルコ行こうか?」
「うん、やっぱり、ええわ。」
「昼間、出かけるの無理かもしれんし、約束して行けへんかったら悪いし。」
そこで、会話が終って、妹が部屋に帰った。
入れ替わりに風呂に入っていた母親が上がってきた。
「明日、パート休み。」
「急には無理や。」
「朝、しんどいって電話したらええやん。」
「仕事行ったかぎりは、ちゃんと働かんとあかんやろ。」
「無理言わんとき。」
妹との会話から連続で聞いていた私は、
ちょっとまずい展開になってきたなあと思いながら、
風邪に加えて、胸が重たくなってきました。
そっと、娘の顔を覗くと、悲しい無表情になっていたので、
私は、肩が重くなり、胸がどきどきしてかまえる体制になりました。
しんどいんやけど、苦しいんやけど、可哀想なんやけど、
俺も辛いということ、ちょっとだけ解ってくれよらへんかなあ。
心の中では、我慢せんとあかんっていうこと、よう解っとるのに、
耐えられへんのやろうなあ。
でも、前なら、ここで大発作やったけど、我慢しとるなあ。
爆発せんと、おさまったらええのになあ。
この時間って、いつもしんどいなあ。
すぐに不機嫌にならんようにせいって言うてるのを、
きっと気にしとるやろうし、
心の中で闘っとるんやろうなあ。
そんなことを、ぐるぐる考えていましたが、何も口には出しませんでした。
突然、服を着だして、出かける体制。
時間は一時前でした。
「どこ行くの?」
母親が聞きましたが、答えずに無視して、
無表情のまま出て行きました。
「どこ行ったんかなあ?」
「お墓かなあ?」
「お墓、行ってくるわ。」
「お墓にいてたら、電話するわ。」
急いで、妻が、あとを追いかけました。
深夜の墓場なんて、気持ちのいいものではありませんが、
最近、何度も夜中に娘が行っているので、
あまり、気持ち悪く感じなくなっています。
それより、じいちゃんと話して落ち着くのであれば、
むしろ、ありがたい場所のような気持ちにもなります。
他人は、そんな場所に夜中に行くものじゃないって言うでしょう。
魑魅魍魎がウヨウヨしている場所だと言うでしょう。
でも、娘が平気で、そして落ち着くのであれば、
気持ちがしんどくなった時の逃げ場として、
ほんとに、ありがたい場所なのかもしれません。
深夜の墓参り。
1時間ほどして、玄関が開きました。
妻と娘が、笑いながら帰ってきました。
何事も無かったように。
ほんとに、親父が、娘をなだめてくれてるのかなあ?
そんな気持ちにさえなる、深夜の墓参りでした。
「うん。」
昼過ぎにした会話から、深夜の墓参りにつながる。
風邪でダウンのわたしが寝ころんでテレビを見ている横で、
妹と楽しそうに話していた。
「あんた、明日休みやろ、どっかいっしょに行こうよ。」
「わたし、あした友達と約束してるしあかんわ。」
「ふーん、わたし、あした独りぼっちになるんや。」
「なんで?父さんは?」
「どこか出かけるんやて。」
「友達と会うの、5時ころからやし、それまでやったらええで。」
「京都行こうか?」
「京都は行けへん、電車乗れへんし。」
「パルコ行こうか?」
「うん、やっぱり、ええわ。」
「昼間、出かけるの無理かもしれんし、約束して行けへんかったら悪いし。」
そこで、会話が終って、妹が部屋に帰った。
入れ替わりに風呂に入っていた母親が上がってきた。
「明日、パート休み。」
「急には無理や。」
「朝、しんどいって電話したらええやん。」
「仕事行ったかぎりは、ちゃんと働かんとあかんやろ。」
「無理言わんとき。」
妹との会話から連続で聞いていた私は、
ちょっとまずい展開になってきたなあと思いながら、
風邪に加えて、胸が重たくなってきました。
そっと、娘の顔を覗くと、悲しい無表情になっていたので、
私は、肩が重くなり、胸がどきどきしてかまえる体制になりました。
しんどいんやけど、苦しいんやけど、可哀想なんやけど、
俺も辛いということ、ちょっとだけ解ってくれよらへんかなあ。
心の中では、我慢せんとあかんっていうこと、よう解っとるのに、
耐えられへんのやろうなあ。
でも、前なら、ここで大発作やったけど、我慢しとるなあ。
爆発せんと、おさまったらええのになあ。
この時間って、いつもしんどいなあ。
すぐに不機嫌にならんようにせいって言うてるのを、
きっと気にしとるやろうし、
心の中で闘っとるんやろうなあ。
そんなことを、ぐるぐる考えていましたが、何も口には出しませんでした。
突然、服を着だして、出かける体制。
時間は一時前でした。
「どこ行くの?」
母親が聞きましたが、答えずに無視して、
無表情のまま出て行きました。
「どこ行ったんかなあ?」
「お墓かなあ?」
「お墓、行ってくるわ。」
「お墓にいてたら、電話するわ。」
急いで、妻が、あとを追いかけました。
深夜の墓場なんて、気持ちのいいものではありませんが、
最近、何度も夜中に娘が行っているので、
あまり、気持ち悪く感じなくなっています。
それより、じいちゃんと話して落ち着くのであれば、
むしろ、ありがたい場所のような気持ちにもなります。
他人は、そんな場所に夜中に行くものじゃないって言うでしょう。
魑魅魍魎がウヨウヨしている場所だと言うでしょう。
でも、娘が平気で、そして落ち着くのであれば、
気持ちがしんどくなった時の逃げ場として、
ほんとに、ありがたい場所なのかもしれません。
深夜の墓参り。
1時間ほどして、玄関が開きました。
妻と娘が、笑いながら帰ってきました。
何事も無かったように。
ほんとに、親父が、娘をなだめてくれてるのかなあ?
そんな気持ちにさえなる、深夜の墓参りでした。
Comment
良かったな〜〜!
気にせんでええか?
夜に墓参りはあかんって、よう言われるんやけど、
まあええかって思えて助かったなあ。
そうやんなあ、気にせんかったらええんや、人の言うことを。
墓で、落ち着くんやったら、それでええやんかなあ。
ありがとう。
まあええかって思えて助かったなあ。
そうやんなあ、気にせんかったらええんや、人の言うことを。
墓で、落ち着くんやったら、それでええやんかなあ。
ありがとう。
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気の集まる場所といわれている
お墓・・・みんなの願い
健康への思い
経済の安定への思い
いろんな 思い 願いの集まる 場
そんな癒しの詰まった場所
と聞いています
色々なもどかしさ
色々な不満の捨て場になっても
良いですね
親の もう少し 前に進んで!!
の 希望に こたえられるべく 後押ししてくれる
いいスポットなんでしょうね!
父が 弱って(健康面で)いると
和らぎの場を探して 一歩進む
やはり 親思いの 娘さんですね
季節の変わり目 早く 風邪を
治さないと とは思いますが
もう半歩 進めるように
もう少し 床の中 もいいかも
腰も痛いしね
では 平地での 初雪間近の
北の大地より