234.無言の会話
2008.11.28 [ Edit ]
朝にメールが入りました。
奈良の田舎の農家の長男。
修身の教科書みたいな親友の、父親が亡くなったという連絡でした。
2時間半かかりました。
葬儀の式場まで。
連絡をもらってすぐに、弔意を伝えるメールを送って、
文末に、なにか手伝いたい旨を加えておきましたが、
田舎のこと、村の人たちがしっかり助けるでしょうから、
必要ないのは、わかっています。
「ありがとう、気持ちだけで充分。」
という、返信でした。
なので、ゆっくり通夜に間に合うように出かけましたが、
あらためて、彼の家までの距離の遠さを実感しました。
会社時代に、よく言ってました。
奈良の田舎の農家の長男。
修身の教科書みたいな親友の、父親が亡くなったという連絡でした。
2時間半かかりました。
葬儀の式場まで。
連絡をもらってすぐに、弔意を伝えるメールを送って、
文末に、なにか手伝いたい旨を加えておきましたが、
田舎のこと、村の人たちがしっかり助けるでしょうから、
必要ないのは、わかっています。
「ありがとう、気持ちだけで充分。」
という、返信でした。
なので、ゆっくり通夜に間に合うように出かけましたが、
あらためて、彼の家までの距離の遠さを実感しました。
会社時代に、よく言ってました。
「滋賀大津の人間と、加古川の人間、奈良桜井の人間、その他いろいろが、
大阪で、いっしょの事務所で働いてる。」
「この会社に入ってなかったら、出会うはずも無い者どうしやなあ。」
「不思議やなあ。」
ほんとに、そう考えると、人の出会いは不思議なものです。
となりに住んでいても、その人を、あまり知らないこともある。
すれ違うだけの人たちが、いっぱいいるなか、友達になる、恋人になる。
”袖すり合うも多生の縁”
輪廻転生の中、出会うべくして出会った人だと、仏教が教えていても、
現世に生きる私たちには、ほんとに不思議な話です。
まあ、とにかく、きっと、この田舎オヤジとは、死ぬまで親友だと思います。
5時間かかろうが、駆けつけないといけない葬儀です。
2時間で着けるだろうと計算していたので、
通夜式の開始時間には、若干遅れてしまいました。
田舎の大地主の葬儀なので、参列者がかなり多い通夜でした。
会社の人たちもたくさん参列しており、
あとから式場に入るのが、ちょっと気まずいような感じでした。
一番奥の席に案内されていくと、先日の同窓会の面々が集まっていたところでした。
ちょうど、焼香が始まるタイミングで、ぎりぎりの遅れでした。
焼香台に進んで行くと、遺族が立礼されている真ん中に、
胸に喪主のリボンを付けた彼がいました。
後ろのほうに並んでいる私を見つけた彼は、顔をしかめたような表情で、
私に無言で語りかけています。
その顔は、こういうふうに話しかけている顔でした、
「すまんなあ、遠いところから、わざわざ来てくれて。」
「おまえ、娘、家においといて、大丈夫なんか?」
「ほんま、悪いなあ、ありがとう。」
これを言ってる顔でした。
私も、表情だけで、
「あほか、どんなに遠かっても、来るのが当たり前やろ。」
「気にせんでええねん。」
無言で、彼に返した言葉です。
その、彼の、半分泣きそうな顔で、無言で発してくれた言葉で、
強く思いました。
やっぱり、このオヤジとは、死ぬまで親友でいられるなあ。
お父さんを、しっかり送ってあげて下さい。
合掌。
大阪で、いっしょの事務所で働いてる。」
「この会社に入ってなかったら、出会うはずも無い者どうしやなあ。」
「不思議やなあ。」
ほんとに、そう考えると、人の出会いは不思議なものです。
となりに住んでいても、その人を、あまり知らないこともある。
すれ違うだけの人たちが、いっぱいいるなか、友達になる、恋人になる。
”袖すり合うも多生の縁”
輪廻転生の中、出会うべくして出会った人だと、仏教が教えていても、
現世に生きる私たちには、ほんとに不思議な話です。
まあ、とにかく、きっと、この田舎オヤジとは、死ぬまで親友だと思います。
5時間かかろうが、駆けつけないといけない葬儀です。
2時間で着けるだろうと計算していたので、
通夜式の開始時間には、若干遅れてしまいました。
田舎の大地主の葬儀なので、参列者がかなり多い通夜でした。
会社の人たちもたくさん参列しており、
あとから式場に入るのが、ちょっと気まずいような感じでした。
一番奥の席に案内されていくと、先日の同窓会の面々が集まっていたところでした。
ちょうど、焼香が始まるタイミングで、ぎりぎりの遅れでした。
焼香台に進んで行くと、遺族が立礼されている真ん中に、
胸に喪主のリボンを付けた彼がいました。
後ろのほうに並んでいる私を見つけた彼は、顔をしかめたような表情で、
私に無言で語りかけています。
その顔は、こういうふうに話しかけている顔でした、
「すまんなあ、遠いところから、わざわざ来てくれて。」
「おまえ、娘、家においといて、大丈夫なんか?」
「ほんま、悪いなあ、ありがとう。」
これを言ってる顔でした。
私も、表情だけで、
「あほか、どんなに遠かっても、来るのが当たり前やろ。」
「気にせんでええねん。」
無言で、彼に返した言葉です。
その、彼の、半分泣きそうな顔で、無言で発してくれた言葉で、
強く思いました。
やっぱり、このオヤジとは、死ぬまで親友でいられるなあ。
お父さんを、しっかり送ってあげて下さい。
合掌。
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