255.幸せな一歩
2008.12.20 [ Edit ]
琵琶湖に架かる近江大橋の東岸に、大型ショッピングセンターがオープンして、
田舎者の珍しい物好きで、たいへん賑わっています。
ここしばらく調子の悪い姉を気遣ってくれたのでしょう、
妹娘から姉娘の携帯にメールが入って、夜勤明けの明日はヒマなので、
買い物と食事に行こうとの誘いがあったそうです。
「父さん、妹からメールで、昼ご飯奢ってやるから買い物に付き合えやって。」
「電車乗れへんし、明日、父さんもいっしょに来てや。」
「よっしゃ、わかった。」
ということで、夜勤から帰って来た妹娘と三人で出かけました。
田舎者の珍しい物好きで、たいへん賑わっています。
ここしばらく調子の悪い姉を気遣ってくれたのでしょう、
妹娘から姉娘の携帯にメールが入って、夜勤明けの明日はヒマなので、
買い物と食事に行こうとの誘いがあったそうです。
「父さん、妹からメールで、昼ご飯奢ってやるから買い物に付き合えやって。」
「電車乗れへんし、明日、父さんもいっしょに来てや。」
「よっしゃ、わかった。」
ということで、夜勤から帰って来た妹娘と三人で出かけました。
姉という意識を強く持っている娘は、妹の夜勤の日は必ず、
昼食を作ってやっています。
台所に立てるようになってからの嬉しい出来事の一つです。
妹娘も、姉が作った昼食を喜んで食べています。
それに対する感謝の意味もあったのかもしれません。
もう一つは、先日、妹娘にめがねを買うのに付き合わされたときのウインドウショッピングの時に、
「オヤジとでは、ゆっくりお店見て歩けへんし、あかんわ。」
「こんど、お姉と来て、ゆっくり見るわ。」
と、ブーたれてましたから、そういう意味もあったのでしょう。
ただし、いつもなら、ほとんど寝ないでのフロント業務を終えて帰宅すると、
すぐに風呂に入って、食事をして、ぐっすり夜まで寝てしまう妹ですから、
やっぱり、姉への気遣いと感謝の意味が当たりなのだと思います。
31歳と、27歳の娘に両方から腕を組まれて、いっぱいの人の中を歩く私、
ぜんぜん見られていても平気な私。
そんな私は、娘の病気以前には、存在してはいませんでした。
「男は、ちゃらちゃらしたらあかん。」
「男は、男らしく生きるもんや。」
「人前で、娘であっても、腕なんて組んで歩くもんとちがう。」
明治に生きているような考えを持っていたものです。
家族とどこへも行かなかったのではないのです。
いや、人よりも、家族で出かけることは多かったと思います。
あくまで、人前でということへの、こだわりなのです。
娘二人に両方から腕を組まれて歩いていた時に、
ぼんやり頭の中で考えていました。
こんなふうに、素直に生きれていたら、いや、生きていたら、
かっこつけて、男はこうやとか、男親は厳しいのが当たり前やとか、
そんなことを思わずに素直に優しくしてやっていたら、
病気にならずにすんだのではないかと。
「わたし、いつか、父さんを殺そうと思ってた。」
こんなことを思わせずに、すんでいたのではと、ぼんやり考えながら歩いていました。
「まあ、よか。」
暗い考えを振りほどいて、娘と楽しみました。
幸せな一日でした。
でも、少しだけ複雑な、幸せな一日でした。
帰ってきてから、娘も、
「今日は楽しかったわ。」
コタツにすっこんで、疲れきって爆睡している妹娘の横で、
妹の寝顔を見ながら、姉娘がつぶやきました。
今日の幸せな一歩です。
昼食を作ってやっています。
台所に立てるようになってからの嬉しい出来事の一つです。
妹娘も、姉が作った昼食を喜んで食べています。
それに対する感謝の意味もあったのかもしれません。
もう一つは、先日、妹娘にめがねを買うのに付き合わされたときのウインドウショッピングの時に、
「オヤジとでは、ゆっくりお店見て歩けへんし、あかんわ。」
「こんど、お姉と来て、ゆっくり見るわ。」
と、ブーたれてましたから、そういう意味もあったのでしょう。
ただし、いつもなら、ほとんど寝ないでのフロント業務を終えて帰宅すると、
すぐに風呂に入って、食事をして、ぐっすり夜まで寝てしまう妹ですから、
やっぱり、姉への気遣いと感謝の意味が当たりなのだと思います。
31歳と、27歳の娘に両方から腕を組まれて、いっぱいの人の中を歩く私、
ぜんぜん見られていても平気な私。
そんな私は、娘の病気以前には、存在してはいませんでした。
「男は、ちゃらちゃらしたらあかん。」
「男は、男らしく生きるもんや。」
「人前で、娘であっても、腕なんて組んで歩くもんとちがう。」
明治に生きているような考えを持っていたものです。
家族とどこへも行かなかったのではないのです。
いや、人よりも、家族で出かけることは多かったと思います。
あくまで、人前でということへの、こだわりなのです。
娘二人に両方から腕を組まれて歩いていた時に、
ぼんやり頭の中で考えていました。
こんなふうに、素直に生きれていたら、いや、生きていたら、
かっこつけて、男はこうやとか、男親は厳しいのが当たり前やとか、
そんなことを思わずに素直に優しくしてやっていたら、
病気にならずにすんだのではないかと。
「わたし、いつか、父さんを殺そうと思ってた。」
こんなことを思わせずに、すんでいたのではと、ぼんやり考えながら歩いていました。
「まあ、よか。」
暗い考えを振りほどいて、娘と楽しみました。
幸せな一日でした。
でも、少しだけ複雑な、幸せな一日でした。
帰ってきてから、娘も、
「今日は楽しかったわ。」
コタツにすっこんで、疲れきって爆睡している妹娘の横で、
妹の寝顔を見ながら、姉娘がつぶやきました。
今日の幸せな一歩です。
Comment
ほっこりしました
おっさん、いい話だね。
おっさんの両腕に娘さんが腕組みしてる姿
想像したら、早死にした両親の事を思い出したよ。
おっさんらしいなぁ〜「男はちゃらちゃらしたらあかん」
ったく、らしよ。
ととさんの言葉を借りて
私も来年は旦那を助けれるようになってるといいなぁ。
おっさんの両腕に娘さんが腕組みしてる姿
想像したら、早死にした両親の事を思い出したよ。
おっさんらしいなぁ〜「男はちゃらちゃらしたらあかん」
ったく、らしよ。
ととさんの言葉を借りて
私も来年は旦那を助けれるようになってるといいなぁ。
いいなぁ〜羨ましい話しです。
おっさんと腕組してる娘さんは本当に楽しくて幸せだったでしょうね。
私もおっさんと腕組は出来ないけど、早くお茶が出来るようになりたいな。
おっさんは私のお父さんだもんね。
おっさんと腕組してる娘さんは本当に楽しくて幸せだったでしょうね。
私もおっさんと腕組は出来ないけど、早くお茶が出来るようになりたいな。
おっさんは私のお父さんだもんね。
お父さん…
連日の素敵な話題に一生懸命な姿が目に浮かびます。
お父さんかぁ〜小さい頃はお父さんっ子だったのに…ワタシがこうなってから初めて大声で怒られました。ショックでしたねぇ…言い返したのも初めてでした。いつも無口で家族には愛想のない父、近所では愛想の良い人に定年後は変わりました。まぁ今まで大変な仕事を真面目にやりとげてくれただけでも有りがたいですが…今でも怒られたことが忘れられず父が近くに寄るだけで物凄く緊張します。
だから、お嬢さんたちに頼りにされ、若い人沢山の場所に一緒に行けるなんてとても羨ましいですよ!
お父さんかぁ〜小さい頃はお父さんっ子だったのに…ワタシがこうなってから初めて大声で怒られました。ショックでしたねぇ…言い返したのも初めてでした。いつも無口で家族には愛想のない父、近所では愛想の良い人に定年後は変わりました。まぁ今まで大変な仕事を真面目にやりとげてくれただけでも有りがたいですが…今でも怒られたことが忘れられず父が近くに寄るだけで物凄く緊張します。
だから、お嬢さんたちに頼りにされ、若い人沢山の場所に一緒に行けるなんてとても羨ましいですよ!
ととへ
「心配かけないで黙っておこう。」
黙っていても、父さんは心配してるんやから、黙っているのが、ええことやということではないと思うなあ。
親孝行って、なんやろ?
広く言うと、お互いの安心かなあ?
おっさんは、娘が発作で、泣き叫んでても、暴れても、親不孝されてるとは思わへんぞ。
カンガルーの袋に子供が入ることを、カンガルーの親は迷惑と思うのかなあ?
ととは、どう思う?
そういうことなんやで。
もちろん、安心できるのが一番やけど、ととが、父さんに泣き叫んで訴えるのは、安心への道の共有やろ。
いっしょに、安心へ向かってることは、親孝行かもしれん。
そういうふうに考えて、父さんに甘えたらええんや。
父さんの一番嬉しいのは、ととが安心してること。
ととが、安心に向かおうとしてることや。
焦らんでええ、ゆっくりでええから、安心に向かって歩こう。
苦しいのは、父さんも、おっさんも、ようわかってる。
自分に、しんどい しばりを入れんでもええ。
黙っていても、父さんは心配してるんやから、黙っているのが、ええことやということではないと思うなあ。
親孝行って、なんやろ?
広く言うと、お互いの安心かなあ?
おっさんは、娘が発作で、泣き叫んでても、暴れても、親不孝されてるとは思わへんぞ。
カンガルーの袋に子供が入ることを、カンガルーの親は迷惑と思うのかなあ?
ととは、どう思う?
そういうことなんやで。
もちろん、安心できるのが一番やけど、ととが、父さんに泣き叫んで訴えるのは、安心への道の共有やろ。
いっしょに、安心へ向かってることは、親孝行かもしれん。
そういうふうに考えて、父さんに甘えたらええんや。
父さんの一番嬉しいのは、ととが安心してること。
ととが、安心に向かおうとしてることや。
焦らんでええ、ゆっくりでええから、安心に向かって歩こう。
苦しいのは、父さんも、おっさんも、ようわかってる。
自分に、しんどい しばりを入れんでもええ。
yumiへ
さっきの返信の続きや。
旦那を助けられたらええんやけど、夫婦やからな、yumiが助けられる方でもええやんか。
してあげるのも夫婦やけど、してもらうのも夫婦やで。
いっしょに歩くって、そういうことや。
おっさんとも、いっしょに歩こうな。
ゆっくりやで。
yumiは、今、気持ちがちょっと頑張りすぎや。
「こんくらいでよかたい。」
思い出せよ。
旦那を助けられたらええんやけど、夫婦やからな、yumiが助けられる方でもええやんか。
してあげるのも夫婦やけど、してもらうのも夫婦やで。
いっしょに歩くって、そういうことや。
おっさんとも、いっしょに歩こうな。
ゆっくりやで。
yumiは、今、気持ちがちょっと頑張りすぎや。
「こんくらいでよかたい。」
思い出せよ。
solへ
なんで、おっさんと腕組み出来へんの?
おっさんは、いつも、solと腕組みしてるし、手も繋いでる。
solが苦しいときは、じっと肩も抱いててあげてるで。
おっさんは、solの父さんやろ。
当たり前の話や。
黄色のカップ見に行ったぞ。
やっぱり、ええなあ、黄色のカップ。
おっさんは、いつも、solと腕組みしてるし、手も繋いでる。
solが苦しいときは、じっと肩も抱いててあげてるで。
おっさんは、solの父さんやろ。
当たり前の話や。
黄色のカップ見に行ったぞ。
やっぱり、ええなあ、黄色のカップ。
nemuminへ
その姿だけやったら、ええ父さんかもしれんけどなあ。
あんまり、おっさんも、ええ父さんでもないでえ。
なにせ、「殺してやろう。」って思われてた父さんやからなあ。
喧嘩して。
誤解して。
いがみ合って。
嫌いになって。
話し合って。
気づいて。
許しあえて。
謝って。
これ、みんな近いところにある言葉たちや。
近いところにあるんやけど、なかなかいっしょにならない言葉。
近づけるのに、いい言葉があるぞ。
甘える。
信頼する。
安心する。
こんな言葉たちや。
難しいけど、簡単や。
あんまり、おっさんも、ええ父さんでもないでえ。
なにせ、「殺してやろう。」って思われてた父さんやからなあ。
喧嘩して。
誤解して。
いがみ合って。
嫌いになって。
話し合って。
気づいて。
許しあえて。
謝って。
これ、みんな近いところにある言葉たちや。
近いところにあるんやけど、なかなかいっしょにならない言葉。
近づけるのに、いい言葉があるぞ。
甘える。
信頼する。
安心する。
こんな言葉たちや。
難しいけど、簡単や。
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「男はベラベラしゃべらないもんだ」みたいな。
だから寡黙で、なにを考えてるのかわからない時があったり。
そんな父に昨日、泣き叫びながら電話してしまいました。
母が亡くなってから1年、還暦迎えて体調が優れない父に親孝行全然できてない。
せめて、心配させないように何かあっても言わないでおこうってそれだけは気をつけてるのに。
やっちまいました(ノД`)
「病気の娘を頼む」って夫に頭下げてくれた父なのに…反省しきりです。
来年は少しでも、おっちゃんちみたいに親孝行したいなぁ。