強迫性神経症 | 強迫性障害 | OCD体験記・子育てブログ

強迫性神経症(強迫性障害/OCD)の娘と向き合う父親の体験記・子育てブログ

263.六波羅蜜時 踊り念仏

2008.12.29 [ Edit ]

娘が、踊り念仏の参拝に、行けました。
一喜一憂の、一喜なのかもしれませんが、素直に喜んでいます。

醍醐天皇第二皇子光勝空也上人により開創された西国第17番の札所。
六波羅蜜寺。

その寺で、毎年12月13日から31日まで、毎日午後4時から
「空也踊躍(ゆやく)念仏」、通称踊り念仏が公開されます。
空也上人が疫病や天災に苦しむ民衆の心の救済として始めたものだそうです。

何年か前までは、妻と娘が毎年この時期になると参拝していました。

私は、あまり宗教というものを信じていないので、
参拝はしたことがありませんが、
娘が、真摯に仏様を拝む姿には、いつも心を打たれます。

私は、宗教を信じていないことはないのかもしれません。
特定の宗教に帰依していないというほうが正確なのかもしれません。
けっこう、教義等は、のめりこんで勉強するほうですから。

この六波羅蜜というのも、興味深い言葉です。
興味深いなどと表現すると罰が当たるのかもしれませんが、
こんな表現をしてしまうところが、宗教に帰依できないところなのかもしれません。

誰もがよく知っている般若心経。
般若波羅蜜多心経というのが、本当の名前です。
この波羅蜜というのは、簡単に言うと、悟りに至るという意味の言葉だそうです。
悟りに至る為の、六つの修行のことを六波羅蜜というそうです。

布施、貪欲の気持ちを抑えて、完全な恵みを施すこと。
持戒、常識を持ち、自らを戒める事。
忍辱、如何なる辱めを受けても、堪え忍ぶこと。
精進、ひとときも無駄にすることなく日々誠心誠意尽くすこと。
禅定、冷静に第三者の立場で自分自身を見つめること。
智慧、貪りや怒り愚痴によって智慧を曇らせず、中道を歩み修行を実践すること。

この六つが、六波羅蜜です。
ちょっと簡単に書きすぎたので、そんな簡単なことではないと叱られそうですが、
だいたいこれであってると思いますし、間違いではないと思います。

薄い宗教の知識で、叱られそうな勝手な説明はこれくらいにしておきます。

実は、嬉しいことに、昨日、娘が、妻を連れて、踊り念仏に参拝しました。
妻を連れてです。
母親に連れてもらって参拝するという方が普通でしょうが、
うちでは、神社仏閣の参拝は、いつも、娘が連れて行くのです。

数年、電車にも乗れませんでしたから、前日は大変でした。

「明日、行けるかなあ?」
「電車、乗れるかなあ?」
「やっぱり、やめとこうかなあ。」
「行くの、いややなあ。」

これを、何度も何度も繰り返し、涙ぐみ、うつむき、
また、この不安を繰り返す。

「大丈夫や。」
「何度も行けてるところや。」
「明日になって、いややったらやめたらええんや。」
「明日になって、行けたら、行ったらええ。」

私の答えも、そのたびの繰り返し。
とどまらないやり取りの繰り返しが続いて、疲れてしまってやっと眠りました。

翌朝、起きてきた娘が、化粧をし始めました。

妻と二人、しばらく黙って見ていました。

娘の化粧が完成したころ、そうっと聞いてみました。

「踊り念仏、行くのか?」

「うん。」

「何時に行くの?」

「4時からやし、昼からでええねん。」

「そうか、駅まで送ったるわ。」

「うん。」

ひとまず安心。

そして、昼過ぎに、大津駅まで車で送りました。

娘は、明るい笑顔で、

「行ってくるわ、こわいなあ。」
「しんどなったら、電話するし、迎えに来てや。」

「大丈夫、大丈夫、ほな、さいなら。」

駅に降ろして、約2時間、電話に注意していましたが、
電話はかかってきませんでした。

5時ごろ、メールの着信音。

「もうくたくたや。まだまだかかる。」

まだまだかかる、ということは、安心してたらいいということ。

その後、9時過ぎにまたメール着信。

「はぁー、よう歩いた。今、京極のリプトン。京阪で帰るわ。また電話する。まだ、ゆっくりするし。」

嬉しい内容でした。

11時半ごろ、迎えの依頼電話が入ることなく、二人は駅から歩いて帰ってきました。


帰ってきて、しばらくは、出来た喜びと、行けた喜びで、はしゃいでいましたが、
祭りの後の寂しさが襲ってきたのか、

「なんか寂しいわ。」

「楽しみが終わったからや。」
「また、楽しいことはあるし、楽しいことができるから、安心しとけ。」

ほんの少しの不安な時間があってから、
久しぶりの心地よい疲れで、早い時間に眠りに就きました。

また、一憂はあるのだと思いますが、
この日、一日は、一喜の日となりました。

ちいさな蝋燭のともし火の一日でした。



Comment

歴史で

今晩は。歴史・日本史等でなんとなく覚えています。どんな行事が行われるのか?ワタシも厳かなところは好きです。それよりお嬢さんの不安の中の行かなければ!という気持ち伝わります。勇気のいることだったでしょう。ワタシも同じように繰り返し家族に 上手くいくかね?大丈夫かな?と聞いた覚えがありますから… 黙ってお化粧したり支度したということはもう行くんだ!という決意でしょう。 疲れますよね。ワタシも必要なものを買うのにかごを持つ手は震え、足はカチカチにかたまり必ず筋肉痛に…だからこそ帰ってから集中し過ぎて行けたことに喜びがあるでしょうが、次にはどんなこと出来るかもしくは出来ないかで急に寂しくなるのもわかります。
この病気は一つ考えることがなくなると必ず無意識のうちに次の考えることを探してるような感じがします。これの次はこれか、またか…と 本当に繰り返しの日々です。

今年いきなり愚痴コメントから書いてわずかでしたが、家族以外の人の考えは聞いたこともなく自分しかこの病気はいないのでは?と思ったところに…
いろんなこと教えて頂き、慰めてくれる顔も知らないかたが真剣に答えてくれる喜びを感じます。

また何かあったら話を聞いてくだ

続く

また何かあった時は愚痴聞いてください。今年ももうすぐ終わりです。
お嬢さんも含め皆さんにとって来年こそ心が安らぐ日々が続くことを願います。 では良いお年を!

歳の瀬や

(中略) 明日待たるる その 宝船
うれし〜〜い!!!
良いじゃないですか 一喜 があって また 一喜
人生 いつでも 誰でも 一喜一憂がある
人生 楽ありゃ 苦も あるさ・・・
一喜 は両目で しっかり 見つめて
一憂は 片目で 斜に 見ましょう
六波羅蜜 う〜〜ん 為にナル
この 六つを 私も 追い求めたいです!
また 送り出す際の 「ほな さいなら」
 良い響きですね 大阪ではなく
京都系の 響きですね
柔らかく 送り出す そんな言葉が出る
良い空間でしたね!!
来年は 必ず 皆さんの 下に
どんどん 一喜 が増えることを
望んでいます いや 必ず なります!!

ため息ばかり…

おっちゃん、娘さん頑張ってるね。一歩ずつ前へ進んでるやん!でも不安との闘いしんどいね。私も今日、29日はしんどかった。風邪も良くなり、始動が2、3日遅れたけど、片付けようと引っ越したまま開けずのダンボール開けては整理して、一気にしすぎたので疲れた。と思ったら旦那が、仕事から帰ってきて…30日から旦那の実家に餅つきに帰らなきゃいけない…しかも朝8時に帰ってきてとのこと。車で一時間かかるのに…今日帰ってきたらステーキがあるよ!と旦那に電話があったみたいだけど、2日までそっちに居るのに、何で今日からやねん!私の体が、精神がもたないよ…。片付けるのに、コーナーボードの位置やら、考えてあっちがいいか、こっちがいいか考えてたら旦那が3時頃仕事から帰宅。仕事着の洗濯して、片付けて、旦那は何も手伝ってくれない。私が触ると怒るし、手を洗って!と言われるのが嫌やから…私も確かに手を洗ってと言ってしまうけど、一人で呑気にテレビ見て笑われるとムカつく!こういうのを自分勝手というのかな?私は自分勝手なのかな?でも一人でイライラしてる。今も…「お正月誰がくるかなぁ?」私が聞くと「さぁ判らん」旦那の答えにイラッ!!パニック寸前、切れる寸前。どうしたらいいのかね?明日から旦那の実家というのもあって、1日ソワソワとイライラの繰り返し。結婚するんじゃなかった…何で結婚したんだろう?しんどい…息がつまる…何度もため息ついては、深呼吸…でも息がうまく出来ない。せっぱ詰まるってこんな感じ?明日行けるかな?じゃなくて、行きたくない!!旦那とも喋るとつんけんした会話、言い合いになる。気まずい状態。旦那はもう寝た。私は今から洗い物してお風呂、その後家を出るまでに洗濯を終わらさねば…片付けならおともかく、水仕事ばかりで時間がかかる事ばかりでしんどい、やる気が出ない。逃げたい…昨日とうとうアカギレになった。痛い…。息をするだけで精一杯、うまく息が出来ない。とてつもなく不安が私を襲ってくる。今日は苦しい…。今は旦那から逃げたい。

娘さんよかった!

昨日、夫と来年の目標について話した時言いました。
「目標は立てない。できなきゃできないでいい。できたらできたでいいよ」

毎年目標を立てて挫折して落ち込んで、を繰り返してきた私だったので、夫に変わったねって言われました。

私にとって目標=完璧なことです。
完璧は目指さない。完璧なんてない。

おっちゃんが言うところの「ええかげん」は、私(関東住みです)にとって「ま、いっか!」ですね。

今年はこちらのブログに出会えて本当によかったです。
おっちゃん、ありがとう。
年末年始も心は晴れたり曇ったりですが、皆さんよいお年をお迎えください。

おっさん

娘さん、よくぞ行けたね\(^o^)/
凄い事なんだよ、乗れなかった電車に乗れるって。
尊敬しちゃう。
yumiは未だに電車・バスに乗れないのだ。
だけど旦那となら乗れるんだよね。

あのね、今日携帯 変えに行くの。
チョー嬉しいよ(^_^)2年振りだもん。

今日からyumiは愚痴ばかり言ってないで
楽しかった事もキットあるはず

その事もブログに載せるんだ。

nemuminへ

来年も、手を繋いで、いっしょにゆっくり歩きましょう。

盆唄どの

幾多の励ましに感謝。
来年も、再来年も、いやいやもっと、死ぬまで良き友で。

さくらんぼへ

結婚すると、女はたいへんやなあ。
考えてみると、数ある行事も男にとっては、楽なもの。
女ヘンに家と書く嫁にとっては、しんどいことが多いもの。
おっさんも、男やから、こんなふうに簡単に言ってしまう。
イラつく気持ち、解るような気がする。
片づけするの後回しにして、ゆっくりしいや。
なんでも、焦ったらあかん。
頑張りすぎたら、しんどいやろ。
”ええかげん””ええかげん”

ととへ

そうか、「まっ、いいか」か、そんな感じやなあ。
辞書を作らんとあかんなあ。
「こんくらいでよかたい。」、「ええかげん。」、「まっ、いいか。」。
いろいろやけど、ゆったりした感じの言葉達や。

完璧は弾き飛ばされるなあ、この言葉達に。

”ケ セラセラ””what will be”こんなんもあるぞ。

とにかく、手を繋いで、ゆっくり歩こうな。

yumiへ

うつむいてたのに、ちょっとだけ、にこっとしたなあ。
オヤジは嬉しいぞ。
登った階段を思い出せたら、すこしだけ笑顔になれるからなあ。

焦らんと、ゆっくりでええからな。

背伸びしてから、深呼吸してみろ。
ここ数日、yumiは、背中丸めてうつむいてたやろ。

新しい携帯、枕元において、穏やかな寝顔でゆっくり休め。

すごいね。
娘さんも少しずつ前に進んでるね。
後ろに進んでる訳じゃないんだよね。
今年はお父さんと沢山やり取りが出来て嬉しかった。
元気がなかった冬が少し前を見れる冬になった。
後ろを向く事もあるだろうけど、お父さんに怒られながら頑張るね!
来年もよろしくお願いします。
よい年を…。

solへ

前を見ることは大切なことやなあ。
ちょっとづつ前進していこうな。
休み休みでええんやで。
solがしんどいときは、おんぶしてやるから、安心しとけ。

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強迫性神経症(強迫性障害 | OCD)と闘う父親の日記。画像は娘が描いたものです。

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