強迫性神経症 | 強迫性障害 | OCD体験記・子育てブログ

強迫性神経症(強迫性障害/OCD)の娘と向き合う父親の体験記・子育てブログ

292.トンネルの出口

2009.01.27 [ Edit ]

突然、娘が、

「絵の教室に行こうと思うねん。」

「えっ?」

「そろそろ、もう一回、絵を描いてみようかなと思うんや。」
「おばちゃんに教えてもらった、教室に電話してみようかな。」
「やっぱり、もうちょっと考えてからにしようかな。」

「いや、思い立った時に、してみるのがええで。」
「電話しいな。」

「うん、するわ。」

ということで、電話をかけたのですが、番号が間違っていたらしく、
残念ながら繋がりませんでした。

「やっぱり、まだ早いってことかなあ。」
「こんど、おばちゃんに電話番号また聞くわ。」

「今、聞いときいな。」
「電話して、聞いたらええやんか。」

親友の奥さんに、電話をかけたのですが、

「今、忙しいから後からかけてくれはるって。」
「やっぱり、ゆっくり考えろってことやなあ。」

「まあ、焦らんでもええわ。」
「いろんなこと出来てきてるし、いつでも、行こうと思ったときに行ったらええ。」

その後、すぐに電話があって、
携帯からかけていたのに市外局番を回していないという単純ミスでの不通だったということ。


「わたしの単純間違いやったわ。」
「やっぱり、もうちょっとゆっくりすることにするわ。」
「わたし、もう、病気になって10年近くなるやろ。」
「わたしな、今まで、世話になることが恥ずかしいことやと思ってたんや。」
「病気になる前は、誰にも助けてもらえへんと思ってた。」
「父さんとも仲良くなかったし、兄弟にも助けてもらえへんと思ってたんや。」
「だから、漫画家になって自分で生きていくしかないと思ってた。」
「それで、何年も、昼3時間、夜3時間だけ寝て、必死で漫画描いてきた。」
「でも、なかなかうまくいかへんし、いらいらもして、生活も、ずっと普通に送ってなかったと思う。」
「友達も、漫画の邪魔やと思って、誰とも付き合わへんかった。」
「ストレスだらけやったと思う。」
「そんなことも、きっと病気の原因なんやろうなあって思う。」
「でもな、このごろ、だんだん出来ることも多くなってきて、夜もけっこう早く寝れるやんか。」
「朝も、早く起きれるようにもなってきて、ちょっとだけやけど、楽やと思えるねん。」



「父さんとも、仲良くなれたし、弟妹も優しくしてくれるやろ。」
「ありがたいと思ってる。」
「助けてもらって、助けてあげたらええのかなあって思えるようになってきたんや。」




残念だと思った後に、こんな嬉しい会話が続きました。

「そんなことを書いて、みいちゃんにメール送ったんや。」
「見せてあげようか。」

ということで、前にも少しだけ言ったことがある、
私のブログに最初にコメントをくれて、”ええかげん集団”の結成をした長女ことりんに送ったメールを、
転送してくれました。

以下は、そのメールです。


まだまだ寒いね・・・みぃちゃんはバイトかな・・・
また、私は一人でお留守番してます、パチンコで勝ったから今7万くらいある。
ドラッグストアで買い物しよう・・・あぶく銭やからすぐなんか買っとかんとなくなるねん・・・
お金て怖いね、強迫になる前はパチンコなんて知らんかったのに。
マクド辞めんと、ずっと続けてたらこんな自傷的な生活せんでよかったかも。
もっと未来のこと楽に考えればよかった・・・
あの頃はお父さんとも仲良くなかったし、一人で生きていかなあかんと思ったから、
ドキドキしながら生きてたんや。
今はなるようになるわ的な考えに近い。
まだ芽は出たばっかりやけど、少しずつ治して行こう。
みぃちゃんていう友達も出来たし・・・ようケンカするけど・・・フフっ・・・
いつか綺麗なはな咲かそ・・・土台は人よりしっかりありそうやからさ・・・

嬉しい会話と、嬉しいメールで、すこし、”安心”を感じることができました。

まだまだ、どきどきしながらで、不安はいっぱいあるのですが、
少しずつ、トンネルの出口に近づいているのかなと思っています。

「いつか、いいことある。」、こう言いながら、
実は心の中で、「ほんまにあるんやろうか?」と、疑っている自分がありました。

でも、言い続けてきた、「いつか、いいことある。」への疑いが、少しずつ消えていくのを感じています。

「負けへんぞ。」
「いつか、いいことありますよ。」

心から信じて、ゆっくり歩いていこうと思います。

Comment

よかった ホントによかった 涙がとまりません 諦めずすすんでいけば必ずいい事がまってるんですよね娘さん、ありがとう これからまた次の喜びへゆっくりすすんでくださいね 昨日また私が 「それは病気のせいではないよ なんでも病気のせいにしたらいけないよ」と言った事でまた喧嘩になりました でも以前とは違う娘の何かを感じます 少しだけ受け入れる心の余裕ができたのかな? 多分娘だけでなく私も変わったのでしょうね。喧嘩して二人で泣いて堕ちて、また思い直して話し合って 落ち着いて 時には仲良く笑ってを繰り返し繰り返し。それでもお互いを知るうえでの無駄ではない時間だったんだなと…でも生きて行くってこんな感じなのかな 辛さや苦労の度合いは違うけど辛さがあって喜びがあっての繰り返し 苦しみの方が多い感じもしますが… 辛さってすごく身に染みて重いけど喜びって気付かない時あります 娘のわずかな進歩や どんな小さな気付きも見逃さないように歩んで行きたいと思いました

しずくさんへ

私は、「何でも病気のせいにしたらいけない」を、びくびくしすぎて、言わな過ぎたような気がします。

それは、辛い思いをする喧嘩というか、発作というか、そういうものが待っているのが明白なので、できることならと、さけて来たような気がします。

でも、結果、退行、幼児帰りへの助長をしてしまったと思っています。
親として、毅然とした態度でいるところは、持っていなければいけないものだと思います。

偉そうに言ってますが、私には最近まで、出来なかったことです。
娘の発作を引き出したくなくて、退行を容認してしまいました。
毅然とした態度は必要と言いながら、今だ、どちらがいいのかわかりません。
発作になるのは可哀想ですし、周りも辛いですからね。

娘とメール交換してくれている”ことりん”さんのお母さんは、私もびっくりするようなきつい言葉で、娘さんを罵倒するくらいの言葉で、喧嘩されているんです。
すごいなあと思います。
これは、父親と母親の違いもあるのかなあと思っています。
母親との喧嘩は、同性が故に、娘の受け止め方も、あまり強く残らないような気がするのです。
私の妻も、私が時々びっくりしてしまうようなきつい言葉を娘に言うことがありますが、けっこう娘は平気な様子。
私が、同じことを言えば、大暴れになるだろうと思いますよ。

こう考えると、しずくさんも、母親としてのきつい言葉は、その場は、娘さんも怒りを表すことがあるのでしょうが、ありなのかなと思います。

まあ、この話は、少ない事例での私の考え方なので、参考程度に聞いてもらえばいいのかなということで、しずくさんが思ったとおりに進むことでいいのですから、ゆれないでくださいよ。

とにかく、ここにしずくさんが書いているのと同じで、喧嘩になったり、発作になったり、二人ともが落ち込んだりして、その合間に少しだけ笑顔があって、そんな感じで歩いていますよ私たち父娘も。

少しずつ、少しずつですが、前進していると信じましょう。

必ず、トンネルの出口に近づいています。
途中の暗闇では、近づいていることへの自覚が出来ないので、不安に襲われて、自信をなくしたりすることだらけですが、大丈夫です。
しずく母さんが、一生懸命に娘を思っていることを、娘も必ず感じていますし、自分も必死で前進しようともがいていますから。

焦らないことです。

自分を信じて、自信を持って、愛情をそそぎ続けて、手を繋いでゆっくり歩くことです。

まだまだしんどいことも、いっぱいあるでしょう。

親として、負けないようにしましょう。
仲間として、いっしょに闘いましょう。

ゆっくりがんばろ。

才能

おっちゃんの娘さんには、絵の才能があるのですね。保育士資格持ってる私には羨ましいです。私、絵の才能ゼロに等しいから…でも、私たちは心の病と闘ってるけど、人にはそれぞれ何か才能を持ってるかもしれないね。気付いてないだけで…心の病と闘ってると、周りが見えなくなるから、そういう自分の才能や、おっちゃんの言う出来た喜びの階段に気付きにくいけど、何か才能あるのかも…もう少し自分自身が落ち着いて余裕ができたら、自分探し、才能を見つけたいなぁ(*^^*)娘さんどんな絵描くんですか?漫画を書くってことは相当上手なんですね。見てみたいなぁ♪

さくらんぼへ

たくさん描いた絵あったけど、欲しがる人に、みんなあげよったから、あんまり残ってへんなあ。

このブログの横に貼ってる絵は娘が描いた絵やで。

才能なあ。
別に人に誇れるものでなかってもええんやで。

みんな、なにかの才能は持ってるもんや。

人に優しく出来る。

こんなんも、大きな才能なんや。

こう考えたら、さくらんぼにも才能いっぱいあるやろ。

こういうふうに考えて、安心するんやで。

安心考の続きや。

娘さん、よかったですね!
へんな医者の事があったので、どうしているかなと気になってました。良いかんじでよかったです。

自分も嫁さんが「ちょっとがまんしてみるけん」と手を洗うのをおさえようとすると応援します。(無理はしないように注意して見ていますが)。

おっさんの招待状、嫁さんに渡しましたよ。
恥ずかしがり屋の、パソコン音痴の嫁なんで、どうか分かりませんが自分も時々誘ってみます。

めちゃくちゃ上手

私、携帯でブログやってるから、おっちゃんのブログの横の絵見れなくて…パソコンで見れるんかなぁ?と旦那のパソコンで見させてもらったら、まぁビックリ!!観音様の絵だよね?めちゃくちゃ上手じゃないですかd=(^o^)=b 欲しいっていう人いるのが解りました。ほんとうに才能ですね。こんな素敵な絵描ける娘さんは、きっとまた絵を描き始めたら何か変われる気がします。今まで、絵が上手いってブログで読んできたけど、この絵見て娘さんの事が少し解ったような気がします。ところで何ていう観音様ですか?

何だかホッとする嬉しい話したね。
娘さん本当に絵が上手だから、教室に通えるようになるといいね。
私は絵のセンスないから上手な人が本当に羨ましいです。
嬉しい話しを聞くと、私も出口が見えるかな?と少し期待してしまいます。

ぼんみみさんへ

嫁さん、頑張ってるみたいやなあ。

頑張りすぎたらあかんって伝えてくださいね。
ゆっくりで、ええねんでって。

私は、この病気を、病気だと捉えていません。
ウイルスで罹るわけでもなく、菌に汚染されたわけでもない。
これは怪我なんだと捉えています。
心の怪我だと思っています。

医師や薬の力より、自己回復力が一番重要だと思っています。

奥さんの前向きな努力。
努力と言うより、真っ向から立ち向かおうとする姿勢こそ、その意識こそ、悪魔退治の近道だと思います。

ただ、敵も手ごわい奴なので、退却する勇気をいつも持っていて欲しいとも思っています。

あまり私の意見を出しすぎると、誤解の元にもなるかと思いますから、これくらいにしておきます。

とにかく、焦らず、ゆっくり、一段ずつ階段を上っていくようにしましょう。

いつも仲間がいることを忘れず、いっしょに、ゆっくり歩きましょう。

そして、○○○で安心しましょう。

さくらんぼへ

もう一回、絵が描けるようになったら、もう一歩前進できるような気がしています。

何かがあることは、とても大切なことやと思います。

○○○で安心できる。
○○○があればいいのです。

自分の○○○を探しましょう。

ところで、この絵は、頭の上にたくさんの仏さまがいらっしゃるので、十一面観音坐像だと思います。

solへ

いらっしゃい、sol。

solが来てくれると、なぜか、ほっとするような気持ちになる。

あのね、今日、娘が急に、
「solさんて、賢そうな人やなあ。」って言いました。

「なんで?」って聞いたら、

「なんか、ゆっくり話さはるような感じで、じっくり考えたことを、落ち着いて話さはるような感じがして、賢そうな人やなあって思うねん。」

そんなことを、言ってました。

父も、そんな感じに思っています。
solは、いつも短い言葉で気持ちを伝える。
その短い言葉が、いつも心に響いてきます。

sol、出口は必ずあるんやで。
いっしょに見つけて、出て行こうな。

十一面観音坐像ですね。覚えておきます。今日は前から欲しかったパズルを買ってきました。御木幽石さんの「花咲か地蔵」のパズル。開運招福のパズル500ピースです。最近、招き猫やら厄除けのお札や御守り、病気平癒御守りにすがりまくりの私ですが、旦那にパズルは片付け、掃除、ご飯が作れるようになってから!とおあずけくらいました。早くパズルがしたいので、ちょっとやる気が出てきました。パズルに書かれてる言葉「だいじょうぶ心配ないよ。泣いた分だけやさしくなれます。笑った分だけしあわせになれます」って書いてます。可愛いお地蔵さんが花を咲かせています。早くとりかかり、完成させたいなぁ。本当は娘さんのように絵が描けたらいちばんいいのですが…パズルで頭使ってこの硬い頭を柔軟にしたいと思っています。安心さがし…今日から御守りを肌身離さず持つことにしました。御守りにぎりしめてると、大丈夫!大丈夫!って自分に言い聞かせると安心します。

さくらんぼへ

地蔵菩薩は、みんなの苦悩を、無限の大慈悲の心で包みこんで、救ってくださる仏さまなんやで。

真言は、”オン カカカ ビサンマエイソワカ”。

お地蔵さんを拝むときは、この真言を3回繰り返してからお願い事するんや。

これ、娘に教えてもらいました。

さくらんぼも、お地蔵さん拝む時、真言おぼえて、唱えてみ、なんとなく、心がまっすぐになるような気持ちになるぞ。

けっして、宗教への誘いでもなんでもないんやで。
おっさんの、単純な感想や。

これ、3回唱えたら、なんかありがたい気分になって、助けてもらえそうな気持ちになるんや。
信仰心も無いのに、助けてくれはらへんやろって思う反面、なんか、厳かな気持ちになれるんや。

あほみたいやね。

あほなんかやないよ

あほみたいや!なんか思わないよ。楽な気持ちになれるのも厳かな気持ちになれるのも確か…守ってくれる気するやん!「オン カカカ ビサンマエイソワガ」舌噛みそうな言葉やね、前にもおっちゃんがブログに書いてたね。がんばって三回きちんと唱えられるよう覚えますね。信仰心なかっても、心で感じる気持ちって大事やと思います。お祖母ちゃんが、母に「忙しくて墓参りに来れなくてもいい、心でお母ちゃんの事想ってくれてたらそれでいいんよ」と死ぬ前に言われたそうです。だから、心で感じたり、想ったりするのは大事だよ。私も時々、家に宗教の人来るけど、信仰しようとは思わない。でも神仏を敬う気持ちは私たちの心を楽にしてくれるし安心します。毎日を穏やかに生きたいです。

さくらんぼへ

そのとおりやなあ。

偏っていくのは、どうかと思うけど、心の安息の為に、先祖にお願い事するとか、神仏の前で、真摯に自分を見つめるとか言うのは、ええことやと思う。

穏やかに生きていこうな。

焦らないように、するんやで。

おやじへ

娘さん、素晴らしい!!

おやじ、報われたね・・・。

観音様の絵初めて、おじゃました時凄く細かく描いてあって
感動したのを覚えてます。

娘さん、一歩づつトンネルの出口に向かってる。
お日さまに、あたったとき娘さんは、きっと
お日さまに消毒されてると思う事でしょう。

yumiへ

一喜一憂やけど、一歩ずつ前進やなあ。

ゆっくり焦らんと生きていったらええんやろ。

きっと、いいことありますよ。

こんな感じで、yumiとも、いっしょに歩いていこう。

ぼちぼち、ゆっくり歩いていこう。

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Author:一人の父親
強迫性神経症(強迫性障害 | OCD)と闘う父親の日記。画像は娘が描いたものです。

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