293.喫茶店のママ
2009.01.28 [ Edit ]
妹が風邪をひいて熱を出しているのですが、仕事は休めないと言うので、
寒いから、駅まで送ってやろうと出かけたついでに、大津駅前の喫茶店に寄り道しました。
前に頼んであった腰痛に良く効く魔法の葉っぱをもらう用もあったので。
ずいぶん久しぶりに寄りました。
「ひさしぶりやなあ。」の挨拶。
黙ってカウンターに腰掛けたら、向こうも黙って、勝手にホットコーヒーが出てきました。
ちょうど、モーニングが終わりの時間で、昼前のヒマな時間帯。
ボックス席に、客が一人いるだけでした。
寒いから、駅まで送ってやろうと出かけたついでに、大津駅前の喫茶店に寄り道しました。
前に頼んであった腰痛に良く効く魔法の葉っぱをもらう用もあったので。
ずいぶん久しぶりに寄りました。
「ひさしぶりやなあ。」の挨拶。
黙ってカウンターに腰掛けたら、向こうも黙って、勝手にホットコーヒーが出てきました。
ちょうど、モーニングが終わりの時間で、昼前のヒマな時間帯。
ボックス席に、客が一人いるだけでした。
「娘は、どうや?」
「まあ、相変わらずやけど、昨日、絵描きに行こうかなって言いよったんや。」
「それ、相変わらずと違うがな、えらい進歩やがな。」
「まあ、そうなんやけど、残念ながら、電話しよったまでは良かったんやけど、
繋がらへんかって、まだ早いということかなで、終了やった。」
「そう思いやったんやったら、もうすぐ行きやるわ。」
「ちょっと明るい話やなあ。」
「うん、まあ。」
「ぼちぼちでんなあって感じやなあ。」
「10年も経つと、どっしり構えられるようになって、焦らんようになってきたわ。」
「10年前に、5年かかるか、10年で良くなるかなんて医者に言われた時は、
堪忍してえなって感じやったけど、10年が経過してみると、
そんなもんなんやなあってことを理解できるからなあ。」
「そうやなあ、焦ってる感じが、前はすごくしてたからなあ。」
「そんな感じしてたか?」
「そうやで、もう一人のお姉さんと、あの人、死なはんのとちがうかって心配してた時あるもん。」
「客商売してたら人の裏側見えるようになるんや。」
「まあ、あんたの場合は、事情も聞いてたしなあ。」
「なんか、10年分、人生損したみたいな気分やで。」
「損したことあるかいな。」
「娘と仲良うできて、家庭を振り向けて、よかったんやで、あんた。」
「まあ、男は、仕事だけしてるのが、一番楽やろうけどなあ。」
「そうやなあ、仕事適当にやって、帰りにマージャンやって、夜中に寝るだけに家帰って。」
「休みは、サッカーやって、魚釣りに山の中へ入って。」
「たまに、家族で海行ったり、山行ったり。」
「それで、家族の心を、みんな解ってるつもりやったもんなあ。」
「実は、自分ひとりで生きてたみたいなもんやったんや。」
「えらい、殊勝に反省してるやんか。」
「あほか。」
「そこそこええ会社のサラリーマンで、それなりのポジションの人で、
あんたみたいに無茶苦茶な荒っぽい言葉使いで、
部下の人とも仲良うやってるような人、あんまりいてへんで。」
「うちの店、お客さんサラリーマンばっかりやろ、してはる話も聞こえるし、
だいたい、みんな、あんたみたいに気楽に仕事したはる人いてないんやで。」
「気楽な仕事か、もう辞めたがな。」
「まあ、10年くらい、家族の為に、息子、娘の為に生きてもええわ。」
「けっこう、男として自由で、気ままに生きてきたやろな。」
「なんでも知ってるみたいに言うな。」
「だいたい当たってるはずや、うちは、間違わへんねん、こういうことは。」
たしか私より三歳年上の、しっかりママの言うことは、いつもけっこう的を得た話なのです。
なぜかお互い気が合って、心の底を話し合うことができる人なのです。
しっかりものの姉さんが、私にあったら、こんな感じなのかなあと思います。
ちょっと、小うるさい意見も時々されるので、鬱陶しいところもありますが、
いい仲間、いい友達、いい姉さんです。
「娘、家に一人やし、帰るわ。」
「はよ帰ったりや、寄り道したらあかんで。」
「ここが、寄り道やったんや。」
「あ、そうか。」
「まあ、はよ帰って、父親兼友達したらんとあかん。」
ここは、私の、毒を吐く場所で、毒を吐かせてくれるのが、このママなのです。
「まあ、相変わらずやけど、昨日、絵描きに行こうかなって言いよったんや。」
「それ、相変わらずと違うがな、えらい進歩やがな。」
「まあ、そうなんやけど、残念ながら、電話しよったまでは良かったんやけど、
繋がらへんかって、まだ早いということかなで、終了やった。」
「そう思いやったんやったら、もうすぐ行きやるわ。」
「ちょっと明るい話やなあ。」
「うん、まあ。」
「ぼちぼちでんなあって感じやなあ。」
「10年も経つと、どっしり構えられるようになって、焦らんようになってきたわ。」
「10年前に、5年かかるか、10年で良くなるかなんて医者に言われた時は、
堪忍してえなって感じやったけど、10年が経過してみると、
そんなもんなんやなあってことを理解できるからなあ。」
「そうやなあ、焦ってる感じが、前はすごくしてたからなあ。」
「そんな感じしてたか?」
「そうやで、もう一人のお姉さんと、あの人、死なはんのとちがうかって心配してた時あるもん。」
「客商売してたら人の裏側見えるようになるんや。」
「まあ、あんたの場合は、事情も聞いてたしなあ。」
「なんか、10年分、人生損したみたいな気分やで。」
「損したことあるかいな。」
「娘と仲良うできて、家庭を振り向けて、よかったんやで、あんた。」
「まあ、男は、仕事だけしてるのが、一番楽やろうけどなあ。」
「そうやなあ、仕事適当にやって、帰りにマージャンやって、夜中に寝るだけに家帰って。」
「休みは、サッカーやって、魚釣りに山の中へ入って。」
「たまに、家族で海行ったり、山行ったり。」
「それで、家族の心を、みんな解ってるつもりやったもんなあ。」
「実は、自分ひとりで生きてたみたいなもんやったんや。」
「えらい、殊勝に反省してるやんか。」
「あほか。」
「そこそこええ会社のサラリーマンで、それなりのポジションの人で、
あんたみたいに無茶苦茶な荒っぽい言葉使いで、
部下の人とも仲良うやってるような人、あんまりいてへんで。」
「うちの店、お客さんサラリーマンばっかりやろ、してはる話も聞こえるし、
だいたい、みんな、あんたみたいに気楽に仕事したはる人いてないんやで。」
「気楽な仕事か、もう辞めたがな。」
「まあ、10年くらい、家族の為に、息子、娘の為に生きてもええわ。」
「けっこう、男として自由で、気ままに生きてきたやろな。」
「なんでも知ってるみたいに言うな。」
「だいたい当たってるはずや、うちは、間違わへんねん、こういうことは。」
たしか私より三歳年上の、しっかりママの言うことは、いつもけっこう的を得た話なのです。
なぜかお互い気が合って、心の底を話し合うことができる人なのです。
しっかりものの姉さんが、私にあったら、こんな感じなのかなあと思います。
ちょっと、小うるさい意見も時々されるので、鬱陶しいところもありますが、
いい仲間、いい友達、いい姉さんです。
「娘、家に一人やし、帰るわ。」
「はよ帰ったりや、寄り道したらあかんで。」
「ここが、寄り道やったんや。」
「あ、そうか。」
「まあ、はよ帰って、父親兼友達したらんとあかん。」
ここは、私の、毒を吐く場所で、毒を吐かせてくれるのが、このママなのです。
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唐突ですが、ブログ始めました。
記事に関するコメントと一緒にお知らせしようと思ったのですが…。
諸事情があって今気持ちに余裕がありません。
もしよかったら見に来てやってください。