強迫性神経症 | 強迫性障害 | OCD体験記・子育てブログ

強迫性神経症(強迫性障害/OCD)の娘と向き合う父親の体験記・子育てブログ

424.生きることの意味は考えないで歩きましょう

2009.06.18 [ Edit ]

亡くなったゲンのこと、生き返った仲間のこととともに、自分を見つめて、
私に、こんなメールをくれた仲間がいました。

彼女を癒してあげるだけの力を持ち合わせない私は、
私なりに、私のこととして、返信しました。

的が外れて、答えにもなっていない返事ですが、
心の擦り傷に苦しんでいる人に、
アホなおっさんが、考えていること、ちょっとだけでも伝わるかなと思って、
勝手に、二人のやり取りを転記することにしました。

彼女は、優しく、賢い女性なので、勝手な転記に怒ることはないと思いますが、
彼女の便りの全文は載せません。
彼女の気持ちの核の部分だけ転記します。

心の擦り傷に苦しむ仲間に対しての、
「生きることは、何の為、なんて考えないでおきましょう。」、と言う、
おっさんのメッセージです。

以下は、彼女と、おっさんのやり取りです。

正解なんて、無いと思いますが、不正解もまた無いものでしょう。
生きている仲間として、彼女や、心の擦り傷に苦しんでいる人へのメッセージがあれば、
思いついたままのコメントを寄せていただければと思います。
(彼女の苦しみ)

死にたいとは思わないけど、生きていたいと思えない。

心の傷は治るのでしょうか。
苦しむ意味は、あるのでしょうか。
なぜ苦しまなければならないのでしょうか。

答えにたどり着かない疑問と悲しみが支配します。



(おっさんの返事)


心が緊迫している時とでも言うか、余裕の無い時。
狭く考えて、生きるのが、しんどくなる。

緊張がほどけている時とでも言うか、ちょっとゆったり考えれる時。
いつか、どうせ、年老いて死ぬ時が来るから、時間に身をゆだねようと思える。

大きく分けると、この二つの時間の繰り返しのような気がする。

その二つの時間の中に、細かな気持ちの揺れ時間が存在して、
幸せだったり、不幸だったり。
一瞬の、ほんの一瞬のきつい苦しみ時間に、命を自ら絶ってしまうことがあったりする。


冷静に分析すると、こんな感じなのかなと思う。

でも、難しいのは、理屈で生きていないところ。

俺達は、みんな、感情で生きているから、
そこのところが、とてもとても難しい。

3年前に、高校のときから仲の良かった、ライバル高のエースでもあり、
国体選抜チームでは、仲間として戦った奴が、
試合中のグランドで、俺のすぐ横で、突然倒れて死んでしまいました。

今回、同じように倒れた後輩は、心肺停止から、生き返りました。
準備運動を、いつも入念にする奴でした。

死にたくなかっても、死は突然訪れる。

生き返った後輩が、

「おっさんに、呼びかけてもらった声で、戻ってこれました。」
「ありがとうございました。」
「心臓マッサージや、救急の手配を迅速にしていただいたこと、感謝します。」
「命の恩人です。」

こんなふうに言って、喜んでいました。

実は、彼には、ダウン症の子供がいて、その子の面倒を一生懸命見ています。
彼の背中にも、生きるののしんどさが圧し掛かっています。

そんな関係で、娘の病気のことも、よく理解して、私を応援してくれています。

お互いに、しんどさが解っているから、多くは口にしませんが、
心の中で助け合っている仲間です。

前から、知っていた奴ではないのですよ。
40歳になったころに、クラブに入ってきた奴で、今47歳だから、
7年弱の付き合いになるのかな。

と言うことは、50歳前に初めて出会った奴だということになる。
サッカーやってたおかげで、出会わせてもらった仲間かな。

きっと、60歳になっても、こんな出会いがあるのだと思う。

彼が、倒れた時に、うろたえて、涙流して泣いてた奴がいる。
俺より一つ年下の55歳。
気の弱い、優しい奴で、線が弱いことは無く、男らしいごっつい奴です。
大丈夫やったぞ、って言ってやったら、周りをはばからずに、また泣いていました。

そいつとも、10年前にはじめて出会ったんです。

サッカーの仲間だけでなく、いろんな人と出会えるし、
いろんな楽しみ、いろんな幸せ、いろんな苦しみと、どんどん出会う人生。

生きてたら、いろんなことと出会えるものです。

しんどいけど、あんまり考えすぎないで、いつかどうせ年老いていく人生を、自然に進んでいきましょう。

いつか、貴女がが、おっさんと出会って、歳は多少違っても、お互いに信頼できる親友になれるかもしれん。

そんな、楽しみな未来も待っている。

気楽に生きようぜ、素晴らしくいいことが、いつか、いつか、起こるから。

Comment

おお泣きしました・・・

はじめまして。


まず、素晴らしいお嬢さんの画像に感動しました。

そして、ブログを少し後返って読ませていただいて・・・。

最新のこのエントリーを読みながら、涙がぽろぽろこぼれました。

素直なこころに触れた、そんな感じがしてます。まっすぐで、なんの気のてらいも無い、暖かな心です。

あなたを通して、本当の自分を見られました。

ありがとうございます。

また、来させてください。

先輩 ありがとうございました。生き返った後輩です。こんな形で2度目の登場になるとは、思ってもいませんでした。(1度目は、免許センターへ向かえに行った時の話でしたね)意識もうろうとした中で先輩の声、本当によく聞こえたんです。あのとき、力振り絞ってコートの外へ出ようとしたこと、ご察っしのとおり、みんなが楽しみにしている時間を邪魔しないようにと考えてました。みんなお見通しですね。当分サッカー禁止です。一生禁止かもしれません。でも悲観していません。先輩と出会えたおかげです。なぜなら、先輩は自身が故障でプレーできなくても仲間のために、チームの運営、試合の段取り、朝一番に掃除と、それをずっと見続けてきましたから。
また、この数日間で多くの人が僕のために時間を作って見舞いに来て頂き、仲間というものの有難さを肌身で感じました。
先輩、息子にも仲間ができそうです。県内の障害者の水泳のチームなのですが、縁あって声をかけて頂きました。何よりも息子を必要としてくれていることが、うれしくて。出会いが息子を成長させてくれると思います。このブログでも、より多くの仲間ができること祈っています。

かっこいい…

おっちゃん、かっこいい!かっこ良すぎるぅ!
なんで、そんなに前向きに恰好できますかぁ?

私は今、落ち込んでます。
だんだん世間から遅れを取ってるような…。
前はもっと前向きだった。娘が調子悪くったって娘の良さはいっぱいあるから大丈夫って。
まだまだ、回復をどこかでいつかを確信してた。
娘の良さや才能でいつか元気になれば、それなりにやっていけるだろうって…。

だけど段々自信が無くなってきた。何一つ代わり映えのないどころか少しずつやれなくなってる娘がいる。もう社会復帰を諦めてる娘がいる。いや、復帰が遅れすぎて怖がってる娘がいる。
そして諦めだしてる母親、私がいる。

だからか近頃友達、会社仲間との会話に付いていけない自分がいる。
みんな華やかしい成長している、息子、娘がいる。
なんで、うちだけ?
あんな親でも普通に成長してる…。なんで?

いや−な私が出て来てしまう。少し前まではそんなんじゃあなかったのに。
焦り?ひがみ?
いやな自分…。
疲れて来てるかな。

前は生きてる意味があって生まれてきた。と思うようにしてた。
娘にもそう言って頑張らせてた。

でもなんかしんどくなってきてる。

おっちゃんの話しが立派過ぎて重いな。私には、そんな素敵な出会いができないような。
 
ひねくれてるな。
更年期だろうか。

 ごめんなさい!ケチ付けて…m(__)m

美愛さんへ

はじめまして。

美愛さん、素晴らしい名前ですね。

前に書いたことがあるので、読んでいただいたかも知れませんが、
美しいの語源は、羊の肉を、仲間達が同じ鍋で、大いに食らうこと。
人と人の付き合いを、なによりも美しいものとしているということですよね。
その、人との触れ合いの美しさを愛でるということは、
私の生き方の理想とするところです。

美愛さんが生きてこられた歌の世界(こんな言い方は駄目なのかな)も、
表現する方と、受ける方の、触れ合いの世界ですよね。

私は、音楽は、ちょい苦手ですが、ビリーホリディや、エディットピアフの心の世界や、ボブディランの心の世界を感じながら聴くという感じの触れ合い方が好きです。
音楽を、そのものとして理解できないから、裏にある物語を感じながら聴くという感じです。

まあ、なににつけても不器用なのだと思います。

そんな不器用なおっさんですが、何よりも人が好きです。

美愛さんとも、これを縁に、友として生きれたらなあと思います。

こんなふうに、性急な挨拶をしてしまって誤解を受けたりすることもありますが、
心から、そう思っていますので、よければ、仲間になってください。

Re: タイトルなし

> 先輩 ありがとうございました。生き返った後輩です。こんな形で2度目の登場になるとは、思ってもいませんでした。(1度目は、免許センターへ向かえに行った時の話でしたね)意識もうろうとした中で先輩の声、本当によく聞こえたんです。あのとき、力振り絞ってコートの外へ出ようとしたこと、ご察っしのとおり、みんなが楽しみにしている時間を邪魔しないようにと考えてました。みんなお見通しですね。当分サッカー禁止です。一生禁止かもしれません。でも悲観していません。先輩と出会えたおかげです。なぜなら、先輩は自身が故障でプレーできなくても仲間のために、チームの運営、試合の段取り、朝一番に掃除と、それをずっと見続けてきましたから。
> また、この数日間で多くの人が僕のために時間を作って見舞いに来て頂き、仲間というものの有難さを肌身で感じました。
> 先輩、息子にも仲間ができそうです。県内の障害者の水泳のチームなのですが、縁あって声をかけて頂きました。何よりも息子を必要としてくれていることが、うれしくて。出会いが息子を成長させてくれると思います。このブログでも、より多くの仲間ができること祈っています。

ミミリンさんへ

安心しいや。
このおっさん、ちっともカッコええことないから。
ミミリンさんと、同じような考え方、いっぱいしてきたで。

会社時代、同僚が、息子が、あそこの会社に就職したんやって聞いたとき、
口では、「おめでとう。」って言ってるけど、
心の中は、ジェラシーでいっぱい。

なんで、あのバカの娘が京大生なんや?
俺のほうが、真面目に生きてるやんけ。

あんな好き勝手に生きてる先輩の息子が医者になったんやって?
そんなん、おかしいやろ。

心の中は、こんな情けない羨望だらけ。

でもな、自分の息子や娘に失望は、しなかった。
俺の娘、俺の息子にも、人に負けない素晴らしさがある。

普通に大学行って、医者になったり、弁護士になったりは、羨ましいほど、いいことではあるけど、
それだけのことやんか。

医者になった人は、絵描きにはなれへんし、工場で仲間といっしょに働くことは出来へんわけや。
生きるのって、そんなことだけじゃないで。

最初の頃に書いたことがあると思うけど、
死んだ時に、心の底から涙流してくれる人が何人いるか。
それが、その人の人生の証やと思う。

”普通”って素晴らしいし、”普通”にあこがれるけど、"普通”は難しいものや。
なかなか、一瞬にしか出会えないものなんかもしれん。

俗な話やけど、お医者さんや、大金持ちにも、悩みはあるもんや。

出会いにしても、素晴らしいものやと感じるのは、自分自身やろ?
いいお医者さんに出会えた。
優しい、八百屋のオヤジと仲良くなれた。
これも、素晴らしい出会いやで。

とにかく、諦めたらあかん。
焦ることも、あかん。

焦らんと、諦めんと、ゆっくり歩いていこう。

おっさんは、ぜんぜん立派なことなんかないんやで。
おっさんの心も、いつも折れる寸前や。

娘といっしょに死のうと思ったことも、何度もある。

でも、考えたら、これから先に、幸せになれる娘がいるかもしれんって思ったら死ねへんやんか。

精一杯の、その上を目指して、無理したらあかんねん。
諦めんと、焦らんと歩くんや。

啄木の詩をプレゼントします。

足の強い天才のみ登れる坂道を
足の弱い凡夫が登っていく
笑え
笑え
あざ笑え




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