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520.宮崎漫遊記 番外編

2009.10.29 [ Edit ]

宮崎行きの話を、おいおいしようと思いながら、
どの話からと考えているうちに時間が過ぎていきます。

ちょっと面白い話というか、おっさんの、得意の余計なお節介話を、
ひとつ記すことにします。

お世話になった旅館に、お礼のメールを送りました。

嫌味な皮肉の詰まった礼状。
悪趣味で、好きになれないおっさんやなあと、自嘲しながら披露してみます。

前置き長くなりますが、私が常々言っている、隣の仲間に意見をして、
仲良くなれば、大きなことが出来なくても、それでいいというところの実践なので、
嫌わないでくださいよと言う注釈つきの披露です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
○荘さまへ
○荘さまへというより、美人で、テレビに出演したことで、
すべての客が喜んでくれていると勘違いされている女将さんへの方がいいのかな。

もっと、言えば、旅館のサービスを忘れてしまっている女将さんへ、かな?

スポレクでお世話になりました、滋賀県サッカーの監督の○○です。

たくさんお話しすることがあるので、なにから話そうかと迷いますが、
先ず、時間順に出来事を振り返ってみたいと思います。

スポレクトラベルセンターからの宿舎の振り分けで、
自身が選んだわけでもないので、偶然の出会いになるわけですが、
“袖刷りあうも他生の縁”で、貴旅館にお世話になることになったと思っています。

和室で、仲間が、わいわい話せる部屋に泊まりたい。
そんな要望を、とても親切に対応していただいた宮崎県の職員さんかな?
トラベルセンターの担当女性にお願いしました。

その結果が、貴旅館への振り分けだったわけです。

出発の半月くらい前だったか、
とても愛想のいい貴旅館の女性から電話をいただきました。
「○荘です、お待ちしています。」ってことでした。

その時に、ひとつ、お願いをしました。

「我儘なオヤジたちを引率していくので、部屋割りを先に決めておきたいから、
何人ずつが、何部屋で、部屋番号か部屋に名前があるのなら、
それを事前に教えていただきたい。」と。

「わかりました、メールアドレスが判っているので、そちらに送ります。」
と、愛想のいい返事でした。

それから、出発の日まで、音沙汰なしでした。

当日到着すると、フロントの男前の兄さんが、平気な顔で、
紙に書いた部屋割りを見せてくれました。

「この部屋割り、メールで送ってくれましたか?」と質問しても、怪訝な顔。
「私に、半月ほど前に、挨拶の電話をくれた女性はどなたですか?」の問いに、
その方は、いらっしゃらなかったので、後ほどということで、
とにかく、急いで、頭の中で、決めてあったように、部屋割りのメンバーを、
即興で、問題のないように、汗を流しながら振り分けて皆に伝えました。

仲間の仲が悪いっていうことじゃないのですよ。
先輩、後輩っていうのももあるし、中には、気の合わないやつもいたりするのです。
50を超えた、我儘オヤジたちですからね。
まあ、そんな気配りは、貴旅館には関係のない話かもしれません。

この話は、担当の女性と、後ほど出会って、
正直に、「忘れていました。」と謝ってくれたことで、水に流して、
買ってきたお土産を渡して、これから三日間、宜しくってことで、
お互い、笑って終わった話です。

時間軸での振り返りの起点だというだけの話です。

ホテルなのか、旅館なのかっていうところの問題だと思いますが、
造りが旅館なので、私の勘違い、甘さなのかもしれません。
せめて最初に部屋に入った時には、
なかいさんが、お茶でも入れてくれてって思っていました。
そして、その時に、試合の間の時間に、
皆を、何処に連れて行ってやれば喜ぶかを聞こうと思っていたのです。
まあ、これは、別に、そんなものだと思えばいいわけですが。

初めての夕食のの時間に、ホームページに顔写真が載っている、
大女将さんがいらっしゃったので、
「試合の空き時間に、宮崎らしいところに行きたいのですが、
お勧めの場所を教えてください。」と、お願いしました。

大女将さんの、親切な回答は、あろうことか、「イオンモールがいいですよ。」

私は、笑い話ですが、腰を抜かしかけましたよ。
イオンモールは、全国にあるスーパーマーケットの少し規模の大きいもので、
宮崎の名所でも、なんでもないでしょう?
?????だらけの頭の中でしたよ。

宮崎は、一昔前は、新婚旅行のメッカだったってことは、
私も知っていますし、それなりの観光地だったわけでしょう?
って、これも、仕方のないことなのかなあ?

私は、チームの、選手兼、監督兼、世話係兼、添乗員兼、
みたいな役割を受け持っていますので、
もちろん、試合に出場させるメンバーを決めたり、
自分も試合に出たりということがメインの役割なのですが、
旅行の準備、申し込み、その他諸々の手配をすべて受け持っています。

「エレベーターが、がたついて怖いなあ。」
「部屋の戸が、がたがたやなあ。」
「食事の茶碗が、割れかけてて、口を切りそうやぞ。」

こんな我儘文句に対しては、
「この不景気で、旅館も厳しい事情があるのだから、黙って、我慢しろ。」
の、一喝ですませていました。

ただ、安い料金で泊まっているからなのか、
食事の時間に、仲間が、お茶を自分で湯飲みに注いでいる、
注ぎ足しならいいのだが、最初のお茶を自分で注いでいる。
飯のお代わりを、自分で歩いていって、茶碗によそっている。
そして、不満げな顔をしている。

これは、私の役割上、辛いものでした。

先輩から、我慢できずに、ついに小言が出ました。
「おい、天婦羅が冷めて硬いのは、せめて我慢できても、
味噌汁の冷めているのは何とかしてくれよ。」

ホームページを事前に見ていて、皆に、
「料理は、自信持ってるって書いてたから、期待してください。」
って言っていたので、辛かったですよ。

二日目の夕食の時に、食事を済ませて、爪楊枝を探していたら、
テーブルに載っていなくて、遠いところの湯のみが重ねてあるテーブルに、
まだ、準備中のごとく、まとめて置いてある。
それを取りに行った時に、爪楊枝を取りに行っている私に気づきながら、
そ知らぬ顔で素通りしようとしている従業員の女性に、
「おい、この旅館は、すべてセルフサービスなんか?」
「セルフサービスなら、最初から、そう言ってくれよ。」
ついに、我慢しきれず、強い口調で言ってしまいました。

その後、まあ、これは、世の中の流れだから仕方ないことだと諦めていた、
広間の食事場所の禁煙のために、廊下の喫煙場所でタバコをすっていると、
先ほどの従業員さんが、3〜4名の女性を集めて、説教している姿が目に付きました。

「お客さんが、怒ってるよ。」
「気配りせんといかん。」

そんな声が、聞こえてきました。

こんなことは、客に見せないでほしいなあ。

「怒ってるよ。」は、ないでしょう。
それに、爪楊枝を取りに行ってる俺に、気づきながら素通りしたのは、
あんたでしょうって、呆れてしまいましたよ。

その、ちょっと偉い人なのかなあ説教していた従業員さん、
タバコをすってる私に気づいて、近づいてきました。

「すいませんでした。」

「いやいや、べつに、いいのですよ、高校生の合宿みたいなものやから。」
「ところでね、毎食、汁物が冷めて出てくるのですが、宮崎名物が冷汁だから、
サービスで、他の汁物も冷ましてくれてるのかなあ?」
「あのね、ここに来ているオヤジたちはね、家では虐げられている奴らでね。」
「家に帰ると、冷めた味噌汁を嫁さんに飲まされてるのよ。」
「だから、せめて、味噌汁くらいは、温かいものを飲ませてやってくださいよ。」

苦笑いの皮肉でした。
まあ、いやらしいオヤジですね。
ちょっと反省していますが、私の立場上、許してください。

次の日の朝食の味噌汁、やっと温かいものでした。

気づいていたのは、小言をくれた先輩だけかと思っていたら、
ほぼ全員から、「初めて、味噌汁が温かいなあ。」って声が起こりました。
みんな、私に気兼ねして文句を我慢していたみたいです。

長くなりますが、あと二つあるのです、言いたいこと。

スポレク宮崎には、2万人以上の人が全国から集まっているってことは、
ご存知だったでしょう?
せめて、我々が、なんの競技で参加しているくらいなことは、
知っていてもいいのではないですか?

味噌汁が温かくなったのと同時に、なかいさん達が、
急に我々に話しかけるようになりました。
きっと、昨日の私の小言で、ミーティングでもされてのことでしょう?

私の横に来た従業員さんが、
「今日の試合は、どうでしたか?」って聞いてくれたのですが、
どうも、気持ちがこもっていない。
これは、初日の話じゃないですよ。
「なんの競技に来てるの?」って質問。

「バレーボールで来てるんですよ。」って答えたら、

「ふーん、あっそう。」って感じで離れていかれました。
寂しい話だと思いませんか?

そして、最後のとどめの話。

最後の日に、例の愛想のいいフロント女性社員。
「明日の朝は、何時に出発されるのですか?」

「最後の試合が午前なので、8時半に出発します。」と答えました。
なので、我々が、貴旅館とお別れして、出発する時間は把握されているはずでしょう。

ところが、おおきなびっくり。

20名弱の我々メンバーが、大きな荷物をそれぞれ抱えて、
にぎやかに玄関を出て行っているにもかかわらず、
ましてや、出発するには、フロントの前を全員が横切ることになりますよね、
それにも関わらず、誰一人見送りは無し。

「おまえ、相当嫌われてるのか、そうとう値切ったのか、
見送りのない旅館なんて初めてやぞ。」
と、先輩に言われましたよ。

と、まあ、ここまでが、貴旅館で経験させていただいた、宮崎みやげです。

「どげんか せんと いかんなあ。」って思いましたよ。

済んだことですから、ぐちぐち言うのは男らしくなくて、
情けない話なのですが、

私は、余計なお節介が、大得意の人間でして、
貴旅館の未来のために、聞かせてあげようかなと思ったしだいです。

非常に厳しい世の中で、見ていると、かのフロント女性従業員さんなどは、
いつ休んでるの?ってくらい、頑張って働いていらっしゃったし、
努力はされているのだと思いますが、
肝心なところが抜けているのかなあって思ってしまいましたよ。

食事にしても、いっそ、セルフサービスでもいいのですよ。
最初からセルフサービスにして、
従業員さんは、温かいもてなしをしてくれる。
そんなふうに考えられたらいいのにって、後から仲間と話していました。

せめて、宮崎に来て、どこへ行けば、宮崎らしいですかって答えは、
全員が解っていないとなあ。

まあ、総大将の大女将さんが、「イオンモール」だからなあ。
残念な、お話でした。

ひょっとして、偶然また、貴旅館に宿泊させてもらうこともないとは言えません。
その時は、こんなことがあったなあって、笑いながら話せるといいですね。

最後に、私は、テレビに出た美人より、心のこもった醜女のほうが好きですね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以上が、嫌味ったらしく、いやらしい偏屈オヤジが送った旅館へのメールです。

共感してちょっとあきれる人、
そんなこと、ぐじぐじと言わないでもいいのにって思う人。
それぞれだと思いますが、まあ、こんな私です。

旅館の名誉のために、続きを書いておきます。

このメールを送信して、一時間も経たないうちに、
かの美人若女将さんから電話がありました。

「申し訳ございません。」
「迷惑をかけました。」
気持ちの良い謝罪でした。

「いや、迷惑はかかってないんやけど、ちょっと残念な話やと思ったやろ?」
「まあ、世の中厳しいから、いろいろ、そちらも辛いことあるやろうけど、
俺の言ってること、解るやろ?」
「残念な話や。」

そんなことを言いながらも、一生懸命謝る若女将が気の毒になってきて、
少々、宿に対する私の考えなど話して、
「また、宮崎に行くことがあったら、貴女の旅館に泊まりますから宜しく。」
ということで、電話を切りました。

考えてみると、この話の根源は、宮崎県の職員の姿勢の問題であるような気もします。
持ち回りで開催するのは、その県の活性の為でもあり、
開会式で挨拶された、東国原知事は、
そのへんを良く理解されて話されていたように思います。
各宿泊先、観光スポットに、
もっとしっかり指導してあげないと気の毒かなあと考えました。

試合の合間に、ちょっと山奥の温泉スポットに皆で出かけたのですが、
そこでの店員さんの話、
「お客さん達、どこから来られたのですか?」

「滋賀県からです。」

「そうですか、たくさんの人が来られてるのですか?」

「そうですね。」

「じゃあ、うちの温泉、もっとコマーシャルしとけばよかったかなあ?」
「来年も、この催しは、あるのですか?」

この話、まったく、公務員の怠慢だと感じました。
近所で、サッカーの試合やってるオヤジたちがいっぱいいるのに、
県職員が努力してやればいいのに、
誘導してやれば、臨時にかなりの売り上げが上がるだろうに、
綺麗で、いい温泉で、食事も美味いし、
「家族で、もう一度、来ようかな。」なんて言ってる仲間もいたほどですから。

かの若女将の旅館にしても、県から接客マニュアルでも配布してあげれば、
せめて、なんの競技で来てるかくらいは、把握しただろうし、
「今日の試合は、勝ちましたか?」なんていう会話も出来たのではないかと思います。

いい加減にしておかないと、
「どこまで行くねん、偏屈、お節介オヤジ。」
なんて声が聞こえてきそうなので、この辺にしておきます。

次回、宮崎に行く機会があれば、若女将と仲良く、笑いながら話そうと思っています。
嫌われたから、あかんかなあ?

Comment

お父さんのいうこと、もっともです。メールも感情に流されていなかったのが、さすが大人の対応ですね。私だったら帰りがけにがつん!と文句言ったかも。
お父さんが言うように、市の対応も残念ですね。知事が宮崎をあれだけPRしているのに、今回はチャンスをむざむざ逃して、残念な印象すら残してしまいましたもんね。
あー自分もこういう大人の抗議ができないと。ついクラクション鳴らすようではいけません。反省。

ごめんなさい

市の対応と書きました。県、の間違いです。失礼しました。
追伸。
何だか色々と大変な宮崎行きみたいでしたが、少しでも修学旅行気分は味わえたでしょうか。
お体もお大事にしてくださいね。痛そうですー。

モモさんへ

いやいや、けっして大人の対応なんてものじゃないですよ。

余計なお節介の、皮肉親父って感じです。

もうちょっと、大人になって、文句を言わずに解決できるような、やりようがあるだろうと、反省しきりです。
観光や、旅館業が、厳しい状況にあるのは解っているのだから、
黙って、受け入れてあげられないのかと思ったり。

大きな心っていうのは、難しいものです。

大人になりきれないおっさん。
いつになったら、カッコええ大人のなれるものやら。

あんなものを書いて送って、ここに載せておいて、
それで、こんなことを言っている情けなさです。

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強迫性神経症(強迫性障害 | OCD)と闘う父親の日記。画像は娘が描いたものです。

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