強迫性神経症 | 強迫性障害 | OCD体験記・子育てブログ

強迫性神経症(強迫性障害/OCD)の娘と向き合う父親の体験記・子育てブログ

6.サッカーに命助けられて(2)

2008.03.24 [ Edit ]

ただ、どうしても言っておかないといけないことがあって、

何もかも忘れて夢中になり、グランドではまったく馬鹿になっている仲間たちは
最高であるということです。

パスの出し方やもらい方、攻め方や守り方で、真剣に喧嘩することもあったりするんですが、
スポーツ馬鹿の男たちの世界は素晴らしいんです。

ちらっと言いましたが、私の息子が不良になって、16歳のころやったと思います。
ある日、息子の部屋から家内の叫び声が聞こえ、急いで息子の部屋に入って目にしたものは、
息子の背中一面にある美しい竜の絵でした。

殺してしまうような勢いで息子を殴っている私がいました。

実際、姉と妹は父が兄弟を殺してしまうと思ったそうです。

その後、その美しい竜の絵は、大手術と2ヶ月の入院で、
醜いケロイドに変わることになったのですが、
美しい竜が入院するまでに、私の知らない所で、息子は、
たくさんの私のサッカー仲間のオジサンたちに呼び出された
り喫茶店に連れて行かれたりして、懇々と、または荒っぽく、
説教されていたことを、私は後で知りました。

娘の病気のことも、仲間の皆が知ってくれていて、
別にわたしが一人づつに説明してるわけではないのですが、
娘の過呼吸の発作が続いていた頃、どうしてやったらいいのか、
どうすればいいのか、私の頭が破裂寸前で、パニック症状の発作を私が起してしまったときに、
息子が、サッカー仲間のオジサンの一人に電話をかけて助けを求めたんです。

夜中一時頃の事です、一年後輩にあたる仲間なんですが、
そいつが駆けつけてくれて、泣き喚いていたような状態の私を、
冷静にさせるようゆっくり話を聞いてくれて、落ち着かせてくれたんです。

そいつが、仲間達に、なんというか、私が恥をかかないように、
私が負担に感じないように、プライドが傷つかないように、自然に、
詳しくもなく、わかりやすくさりげなく、娘の病気を伝えてくれたんです。

みんなが、決してわざとらしくではなく、気遣ってくれたり、娘の話をさりげなく聞いてくれたり。
とにかく、娘といっしょに死のうかとしていた私が生きていられるのは、
大げさでなく仲間達の温かさが大きいなあと思います。

なんか、言葉にして簡単に表現してしまうのが、もったいないというか、
申し訳ないと言うか、それくらい大きなものなんです。

子供たちにサッカーを教えていた時に、子供たちに仲間の大切さを教える為に、
いつも使っていたONE FOR ALL と 我為人人 人人為我。

これが、サッカーの真髄だと思っています。

Comment

サッカーを通じて

僕もサッカーに命助けられています。とういより、サッカーを通じて先輩にというところが正直なところです。サッカーをしている時間は、何の心配事もなかった高校生に戻っている自分がいます。その時は家族の問題から解放されて助けられているという意味もありますが、先輩に「こうしたほうがええぞ」というプレー助言には、サッカー以外での生き方の助言が含まれていて助けられています。
(オシムの言葉より解釈が難しいこともありますが・・・。)
ONE FOR ALL この歳(46)にして、ようやく意味がわかりかけています。

カッコだけと違うところを感じよう

「その人に、それは言うてあげたらアカン。」
「傷つけることになるから、触れたらアカン。」

よう耳にする、カッコだけの言葉や。

ほんまもんで生きようとすると、大きなリスクを常に背負う覚悟がいる。
まあ、そんな大層なものでもないけど、人の心に踏み込んでいかんと、ほんまもんの付き合いはでけへんやろ。

ONE FOR ALLを解ろうと思うと、まず、ほんまもんの付き合いしなあかんもんな。

自己犠牲があって、いっしょに泣いて、いっしょに怒って、いっしょに笑う。


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強迫性神経症(強迫性障害 | OCD)と闘う父親の日記。画像は娘が描いたものです。

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