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85.金子みすずのすすめ

2008.06.25 [ Edit ]

金子みすず
童謡詩人と称される詩人(1903−1930)


”ええかげん集団”にプレゼントした詩があるのですが、
気に入ってる詩なんで、紹介したいと思います。
今年の私の年賀状の「あけましておめでとう」の代わりに書いて送った詩です。

(私と小鳥と鈴と)

私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地べたを速くは走れない。

私がからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴る鈴は私のように
たくさんな唄は知らないよ。

鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。

もう一つ、好きな詩があるので紹介します。
これは、私が会社を辞めるときに、会社の仲間にメールで送った挨拶代わりにした詩です。




(日の光)

おてんと様のお使いが
揃って空をたちました。
みちで出逢ったみなみ風、
「何しに、どこへ」とききました。

一人は答えていいました。
「この”明るさ”を地に撒くの、
 みんながお仕事できるよう。」

一人はさもさも嬉しそう。
「私はお花を咲かせるの、
 世界をたのしくするために。」

一人はやさしく、おとなしく、
「私は清いたましいの、
 のぼる反り橋かけるのよ。」

残った一人はさみしそう。
「私は”影”をつくるため、
 やっぱりいっしょにまいります。」


ええ歳のおっさんが、気持ち悪いかもしれませんが、
双方の詩の最後の一節に強く惹かれます。

”生きるのしんどい”って思ってる者にとって、
余計に暗くなると感じる方もいるかもしれませんが、
そんな人は、ちがう読み方してください。

”生きるのしんどい”って思ってる人で、
なんか心が休まるなあと思った人は、そのままゆっくり癒されてください。

Comment

自分を信じる、ということ


こんばんはv-521

みすずの詩は、子どものように純粋でストレートにも感じるし、詩の奥にとても深い人生のメッセージが込められてるようにも感じます。

心に響く言葉に出会った時、”考え症(性)”な私は、ついついいろんなことを思い巡らせてしまうのですが、「ええかげん集団」のススメとしては、ただ純粋に、好きやなとかいいなと思うだけでもいいかのかもしれませんね。

私は、今までの人生の中で、何か不安になると、自分の心に自信がなくなって、目を背けてきたようなところがありました。
だけど、病気になって、いろんなことを見つめなおす事柄にぶつかり、その中で、自分を信じてやることの大切さにも気づきました。

”幸せは、自己肯定からしか始まらない”

だれかが言っていた言葉です。
捉え方によっては、自己愛の強い言葉のようにも聞こえますが、私はもっと違う意味で受け入れたいと思っています。

昨日、数年ぶりに高校時代の友人と会いました。
3人とも、自分の病気の話もできる間柄で、おっちゃん流にいうならば”仲間”と呼べる子たちです。
家から2時間程かかる場所での待ち合わせだったので、不安も大きかったんですが、会いたいという強い気持ちが背中を押してくれました。
そのうちの一人の子が、今年の春からご主人の転勤で山口県に住んでるんです。
「外泊ができるようになったら、金子みすずのゆかりの地を観にそっちに行きたいねん」と言っていた私の言葉を覚えていてくれて、お土産にみすずの詩の書いたノートをくれました。
(仙崎には、みすずグッズが販売されてるそうです)
そこに書かれていた詩、”私と小鳥とすずと”でしたv-22


人生は、光や風だけじゃないんですよね。
影も大切。
暗闇の暗さを知ってるからこそ、明るい光を感じることができるんだと思う。
痛みを感じたからこそ、癒える喜びが感じられるんだと思う。

今日はカウンセリングの日でした。
先日、人を信じることの難しさ、そんな出来事があって、先生にもありのままを話しました。
「人間不信にならないでね」
と、先生がおっしゃいました。

大丈夫です。
傷ついたし、まだ解決してないけど、私には自分が信じた信頼できる人たちがいます。
家族もいます。

なんか話がいろいろになっちゃっいました。
最後に、顔は見えないけれど、私が信じた「ええかげん集団」のリーダーが、みすずの詩を愛する方で、とっても嬉しいですv-353




考えすぎ防止運動

日の光に、影の一節がなかったら、おっさんは、こんなに金子みすずが好きでなかったと思う。
影の一節も、みんないいも、感性表現の詩としてもここちよいけど、最後で強いメッセージを叫ぶ声やからなあ。

ただ、この人の詩のリズムが、女性のリズム過ぎて、ちょっとおっさんは詩のリズム的な部分だけ耳になじまないというか、ここちよく入ってこないなと感じてしまうところがあります。。

高村光太郎のリズムが、おっさんには合うんです。

いやなんです あなたの行ってしまうのが
花より先に 実のなるような
たねより先に 芽の出るような
そんな不自然を どうかしないでいてください

このリズム、ちょっとええやろ。

おっさん好みのリズムなんやなあ。
すごい好きなんや、光太郎のリズムが。

まあ、こんな話は将来ことりんと出会ったときに、おおいに語り合うこととして、防止運動の話や。

適当に流す考えと、ほどほどの覚悟を加えた感じの生き方をすすめる”ええかげん”リーダーとしては、直感していることりんの繊細さをスローなものにするために、考えすぎ防止運動を提唱します。

病気のこと、仕事のこと、仲間のこと、母さんのこと、すべてに対してことりんは、
あれはこうあるべき、
私はこうあるべき、
あの発言はこういう意味だろうか?
母さんはこう考えているだろう。
病気に対してこう考えよう。
こういう生き方はどうだろう?

みたいに、いつも細かく観察して、細かく考えて、結論が見えてくるまで考えることを続ける。

そんな気がするんです。

おっさんがこう言うと、ことりんはまた、
いや、そうでもないと思う。
そうかなあ?
この点は、こうなのかなあ?

みたいに考えるのと違うかなと、おっさんは思えるんや。

おっさんのとりこし苦労ならええのですが、もし、少しでもおっさんの言うことが当たっているのだったら、なかなか難しい注文ですが、思考停止して、なにか楽しいことを思い出しましょう。

ことりんが、楽しいと思うことに没頭するようにしましょう。

これができたら苦労はせんわい。
みたいな、非常に難しいおっさんの注文ですが、聞き入れてトレーニングしてください。




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